女優の杏が17日、都内で行われたアニメーション映画『鹿の王 ユナと約束の旅』(2月4日公開)の完成披露試写会に登壇した。
上橋菜穂子氏のベストセラー巨編『鹿の王』を映画化した本作は、謎の病を巡る緻密な医療サスペンスと感動の物語が組み込まれた冒険大作。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司氏が、本作で初監督・キャラクターデザイン・作画監督を務めた。
イベントには、主人公の孤独な戦士・ヴァン役で声優に初挑戦した堤真一、もう一人の主人公で謎の病の治療法を探す天才医師・ホッサル役を演じた竹内涼真、抗体を持つ者を追う暗殺者・サエを演じた杏、安藤監督が登壇。堤、竹内、杏は、本作のお気に入りのシーンをフリップに書いて発表し、「鹿」、「ピュイカ(本作に登場する鹿)」、「鹿のかわいさ」と3人とも答えがそろった。
可愛らしいイラストも描いた杏は、「鹿しかない」ときっぱり。「子供たちが鹿が大好き。子供服とか子供のおもちゃで鹿のデザインって驚くほどたくさんあるんです。うちは鹿だらけ。鹿のぬいぐるみも何個もあるし、鹿の総柄のズボンとか、鹿のタオルキャップとか、鹿のトレーナーとか」と明かし、「この作品も公開されたら子供たちと見に行こうかなと思っているくらい鹿に思い入れがある。この作品で鹿を堪能したい」と話した。
杏が鹿にハマっていることに、竹内はとぼけて「有名ですよ」とコメント。堤も「奈良に移住しようと思っているとか」と乗っかると、杏は「奈良、いつか絶対行きますよ」と話して笑いを誘った。