リクルートが運営する「SUUMO引越し見積もり」は、全国の18~69歳の3134人を対象に引越しの際の荷づくり・荷ほどきに関するアンケート調査を実施、1月17日に結果の発表を行った。調査期間は2021年3月11~16日、調査方法はインターネット調査で、調査対象はマクロミルモニタのうち18~69歳の男女で、直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人。
引越しをする人は、引越し当日のどれくらい前から荷づくりをスタートさせているのか調査したところ、最も多かったのが「15〜30日前」で34.3%。次いで「8〜14日前」が28.0%と、1週間~1カ月かけた人が過半数という結果になった。
引っ越しの直前と言える「1~3日前」や「当日」と回答した人は合わせて9.6%と少数派であることも明らかになった。数日前からのスタートとなると、必要なモノ・処分するモノの選別にも時間をかけられず、ゴミも含めて一旦すべて荷物として新居に運び込むことになり、余計なお金と労力を使うことになりそうだと同社はコメントを寄せている。
また、荷ほどきについて、引っ越しの何日後に終えているのか調査したところ、最も多いのは「1~3日後」で27.4%、次に多い「4~7日後」も25.8%と僅差で、「当日」の4.4%と合わせると、1週間以内で終わらせた人が57.6%と過半数になった。「8~14日後」「15~30日後」がともに19%弱となっており、全体的にばらつきが見られた。
また、引越し作業で失敗したことについても聞いたところ、「特にない」と答えた人以外で最も多かったのが「物をどこに入れたか分からなくなった」で30%以上の人が経験。次いで「荷詰めや荷物の整理が終わらなかった」と回答した人が13.3%だった。最も多い回答は「特にない」の36.7%だったが、6割以上の人が何らかの失敗をしているということが調査で明らかとなった。