楽天トラベルは1月14日、「2021年 年間人気温泉地ランキング」を発表した。同ランキングは1月5日、楽天トラベルに登録している全国の温泉地を対象に、2021年1月1日~12月31日の期間における宿泊者の人泊数(=宿泊人数×泊数)を温泉地ごとに集計したもの。
今回で8回目となる「2021年 年間人気温泉地ランキング」の結果、静岡県「熱海温泉」が、昨年発生した土砂災害の影響を乗り越えて、8年連続で1位を獲得。以下、2位「別府温泉」、3位「白浜温泉」、4位「草津温泉」、5位「那須温泉」と続いた。
「熱海温泉ホテル旅館協同組合」では、被災地域の瓦礫撤去や住民への物資運搬作業などを積極的に支援し、楽天グループでも「楽天クラッチ募金」や復興応援クーポンの配布を実施。また、県内からの宿泊人泊数が前年同期比+68.7%(約1.7倍)と伸長したことも、熱海の復興を支える結果に。老舗の温泉宿や和菓子店と他業種がタッグを組んだスイーツ店の開業が続き、様々なメディアで話題になるなど盛り上がりを見せている。
続く2位は、大分県「別府温泉」で、こちらも8年連続で2位にランクイン。感染予防対策を講じている宿泊施設を対象とした割引キャンペーンの継続的な実施に加えて、大分空港が人工衛星の打ち上げ拠点に選ばれたことを受けて「宇宙人割」を展開するなど、ユニークさでも話題に。また、昨年は新規開業やリニューアルした宿泊施設が相次いだ結果、別府温泉における「楽天トラベル」登録宿泊施設の部屋数は2021年の1年間で600室以上増えるなど、今後ますますの発展が期待される。
3位には、和歌山県「白浜温泉」がランクイン。2020年7月から継続的に行っている県内旅行促進キャンペーンが寄与し、同県民の前年同期比は+65.8%(約1.7倍)と、コロナ下でも2年連続で堅調に伸長。また、白浜温泉で例年開催される花火大会の日程を分散して混雑を避けるなど、コロナ下でも工夫しながらイベントの再開を図っているほか、「楽天ふるさと納税」で「楽天トラベルクーポン」を返礼品として取り扱うなど、観光促進に力を入れた結果、8年目にして初のトップ3入りを果たした。