女優の綾瀬はるかが、4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『元彼の遺言状』(毎週月曜21:00~)に主演することが17日、明らかになった。綾瀬は、月9初主演で初の弁護士役に挑む。

綾瀬はるか

原作は宝島社主催の2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立氏の同名小説。

大手弁護士事務所に勤める超優秀弁護士・剣持麗子(綾瀬)は、クライアントの実利のためには手段を選ばない剛腕さで優秀な成績を収めていたが、あまりの剛腕さで問題を起こしてしまい、ボーナスの減給を言い渡される。処遇に怒り心頭の麗子は「こんな事務所、やめてやる!」と上司の前で啖呵(たんか)を切ってしまう。

不本意な突然の休暇を手にいれた麗子は、怒りが冷めると同時に、一抹の寂しさを覚え、知り合いに連絡を取ろうと思いつく。昔交際していた栄治のことを思い出しメールを送るが、代理人から「栄治は死んだ」という返信が。放心状態の麗子のもとに電話がかかってきて…。その1本の電話が、麗子の人生を変えてしまう。栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、麗子が依頼人と共謀して分け前を狙うミステリー作品だ。

綾瀬の演じる麗子は、容姿端麗でスタイル抜群、派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切って我が道を突き進む敏腕弁護士。どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきた。誰に何を言われても諦めない弁護士という新境地に挑む。

演出は『HERO』シリーズ(01年、14年)などのヒット作品を数々手がけてきた鈴木雅之氏。これまで、綾瀬の出演作として『太閤記 サルと呼ばれた男』(03年)、映画『HERO』(07年)、木曜劇場『鹿男あをによし』(08年)、映画『プリンセス トヨトミ』(11年)、映画『本能寺ホテル』(17年)の5作品でメガホンを取り、今回が6度目の演出となる。

コメントは、以下の通り。

■綾瀬はるか
初の弁護士役ですが、私が演じさせて頂く剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです。ぜひ楽しみにしていて下さい。

■原作・新川帆立氏
綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています。

■演出・鈴木雅之氏
目標はクラシックミステリーといいますか、古き良きミステリーの世界を照れずに堂々と作ろうと思っています。原作も昔のミステリーの雰囲気が漂った作品ですし、ミステリーは世界観が重要です。物語は、いかにもミステリーという軽井沢の洋館から始まります。オリジナルストーリーも描きますし、何より、綾瀬さん演じる麗子をはじめ登場人物のキャラクターを、いかに魅力的に、印象的に作っていくかが大事だと思っています。綾瀬さんは私の一番好きな女優さんのお一人ですから、とても良い現場になると思いますし、楽しみです。クラシックミステリーというジャンルを連続ドラマでやる面白みはあると思いますし、作り手は気合が入っていますのでぜひともご覧下さい。

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