iPhoneの時計アプリには、ストップウォッチ機能が用意されています。使いかたはかんたん、開始ボタンで測定開始、ラップボタンでラップタイム(経過時間)を、停止ボタンで計測を中断します。iPhoneにある程度慣れたユーザであれば、改めて説明を受けるまでもなくすぐに使いこなせることでしょう。
しかし、確認しておいたほうがいいこともいくつかあります。理解があやふやなまま見過ごしてきた機能があるかもしれず、この機会に整理しておきましょう。
ラップボタンをタップしたときに時間の色が変化するのは、ラップタイムの最長/最短記録更新を意味します。一番短いラップタイムは緑色に、一番長いラップタイムは赤色で表示されるので、グランドの周回を測定したちときには、緑色はベストタイム、赤色はワーストタイムとひと目でわかります。
視覚に訴えるといえば、アナログ時計風の表示盤も便利に使えます。盤面をフリックしてアナログ時計モードに切り替えたうえでラップボタンをタップしてみましょう。タップするたび青色の長針が0時に戻るため、視覚的・感覚的にラップタイムを把握できます。スプリットタイム(最初の計測開始時点から停止時点までの時間)はオレンジ色の針で表現されるため、混乱することもありません。
なお、iPad版時計アプリでは、ラップタイムごとのスプリットタイム(最初の計測開始時点からラップタイムまでの時間)も表示されます。ディスプレイの大きさの都合かiPhone版では表示されないため、画面では最終ラップのスプリットタイムしか確認できませんが、iPadを持っているなら利用してみては?