ヤマハ発動機は1月13日、スポーツ電動アシスト自転車「YPJシリーズ」の新モデルとなる「WABASH RT」を発表した。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの3モデルを用意。3月10日から発売し、価格は438,900円。
WABASH RTは、オンロードでの快適性とオフロードの走破性を求める人に向けた電動グラベルバイク。YPJシリーズとして初めて、ドライブユニットに「PWseries ST」を採用した。
スピード、ケイデンス、ペダリングトルク、角度という4つの情報をもとに、ベストのアシストパワーを提供。新しい制御プログラムによって、急な登り坂での発進にもしっかりトラクションをかけるとしている。ハンドルは下側が広がっているフレア型で抑え込みが効くため、未舗装路などの荒れた路面でも安定性が高い。
タイヤはオフロード走行時のクッション性を考慮し、700×45Cのワイドタイヤを装着。未舗装路の快適走行に配慮した「サスペンション付きドロッパーシートポスト」を備え、ハンドルバーに取り付けたレバーから乗車したままシート高の調整が可能だ。変速機は前1速・後11速のグラベル専用リヤディレイラー「SHIMANO GRX」で、スタビライザー機能によってチェーン落ちを抑制する。
500Wh(36V/13.1Ah)のバッテリーをフレームに内蔵。ダウンチューブ内部はツインチューブ構造とすることで剛性を確保し、配線にも配慮している。アシストモードは、HIGH、STD、ECO、+ECOの4種類と、状況に応じてアシストパワーを変化させる「Automatic Assist」モード。走行距離はHIGHで85km、STDで101km、ECOで137km、+ECOで200km、Automatic Assistで96km。
メーターからは、バッテリー残量、現在のアシストモード、速度、残りアシスト走行可能距離などを確認可能。バックライト付きなので画面も見やすい。また、アクセサリ装着用に、フレームやフォークの各所にダボ穴を設置している。
本体サイズは、Sサイズが全長1,780mm・サドル高835~935mm、Mサイズが全長1,790mm・サドル高895~1,050mm、Lサイズが全長1,815mm・サドル高955~1,110mm、全幅は580mmで共通。重さはSサイズが21.1kg、Mサイズが21.2kg、Lサイズが21.3kg。