元プロ野球選手の古田敦也が、TBS系日曜劇場『DCU』(1月16日スタート、毎週日曜21:00~)の第2話に出演することが15日、発表された。

  • 強行犯係の刑事を演じる梶原善(左)と、市議会議員を演じる古田敦也

TBSと海外プロダクションが共同で制作する本作は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマで、水にまつわる事件・事故とそこに隠された謎に迫るウォーターミステリー。「DCU」は、Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。隊長・新名正義を阿部寛、新名とバディを組むダイバー・瀬能陽生を横浜流星が演じる。

第1話の放送が明日に迫る中、ひと足先に第2話のゲストが公開された。第2話では名バイプレイヤーの俳優・梶原善と、TBSドラマ初出演となる古田敦也のゲスト出演が決定。日本海に面した北能登漁港を舞台に、梶原と古田が緊迫感ある演技を披露する。

梶原が演じるのは、DCUメンバーと共に事件を捜査する北能登署強行犯係の刑事・坂東秀喜(ばんどう・ひでき)。管轄の北能登漁港で事件が発生し、「密漁者たちが犯人だ」と主張する地元漁師らと新名(阿部寛)との間で板挟みになりながらも、DCUの捜査に協力。新名の傲慢とも捉えられかねない態度に驚きつつも、その腰の低さで衝突することなく捜査を進め、新名から陸での捜査を担当することになった瀬能(横浜流星)を任されることになる。

名バイプレイヤーとして多くのドラマ、舞台、映画に出演する梶原。TBSドラマにも数多く出演する中で、日曜劇場への出演は『天皇の料理番』(2015年)へのゲスト出演以来、約7年ぶりとなる。主演の阿部とは2002年にTBSドラマ『マイリトルシェフ』で共演。今回、第2話の中で即席バディを組むことになった横浜とは初共演となる。瀬能と坂東が繰り広げる陸の捜査はどのようなシーンに仕上がっているのか。

古田が演じるのは、北能登の市議会議員を務める岡部正三(おかべ・しょうぞう)。地元に多大な影響力を持つ議員で、「密漁者が怪しい」と騒ぎ立てる漁師たちを黙らせるなど、地元民からも一目置かれる存在だ。

古田は言わずと知れた元プロ野球選手で、現役当時は選手兼任監督も務め、引退後の今も野球ファンから愛されている。現在はスポーツキャスターやタレントとして活躍。俳優としてはNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』(1996年度後期)などへの出演があるが、TBSドラマへの出演は今回が初となる。そんな古田が岡部をどう演じるのか、そして今回の事件に岡部がどのように関わってくるのか注目だ。

■梶原善

いただいた台本を読んだ時、これは大変! 大変なドラマだと思いました。
レギュラー陣の方々の苦労を思うと身体が震える思いでした。
今回、私がいただいた役は愚直に真面目にやればやる程良い役だと思ったので常にソレを念頭に演じておりました。

■古田敦也

場違いなのは重々承知していますが、せっかくなので全力でやってみようかと思いました。演技しすぎるとコントみたいになってしまいそうなんで抑え目、控え目を心がけたつもりです。

■伊與田英徳プロデューサー

梶原さんは、ずっとご一緒させていただきたいと思っていましたので、今回大変光栄に思います。
梶原さんがお芝居を始めると、空気が動くのが感じられ流石だなと思いました。お陰様で、味わい深い人間ドラマにしていただきました。皆さん、楽しみにしていただけたらと思います。
古田さんは、一度お会いしてお話する機会をいただきまして、その時に是非ともお芝居をする古田さんを見てみたいと掻き立てられ、今回オファーさせていただきました。難しい条件の中しっかりお芝居をされていて、役者の古田さんと新たな出会いをさせていただいたと思います。ご期待ください。

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