映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(1月14日公開)の公開初日舞台挨拶が14日に都内で行われ、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、小手伸也、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、江口洋介、田中亮監督が登場した。
同作は脚本家・古沢良太によるオリジナル作で、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる。
乃木坂46を卒業した直後に公開される今作で魔性の女を演じた生田は「どういう風に役作りしていこうか迷ったんですけど、『これはもうアリアナ・グランデだ!』と思ったんです。髪型もメイクも服装もその印象だったので、アリアナ・グランデの動画を見まくって、どういう動きしているかとか、グローバルな感じにヒントにいただきながらやってました」と明かす。
そんな生田の姿に小日向は「僕、現場でお会いしなかったので、ちらっと見せてもらって。なんだろう、すごい……言葉は出てこないんだけど、エロティック、というと変だな。色っぽいなと思って」と印象を表す。これまでにドラマでの共演もあったが「全然違う感じだったので、生田さんという人がどっちが本当なんだろうと思いました。すごいな、女優さんはと思ってました」と絶賛。長澤は「今回出会っているから、元々のイメージを知らなくて。明るくて天真爛漫な感じ、小悪魔なところがかわいい、こういう人なのかなあと思っちゃってたので、その言葉に驚いています」とすっかりイメージが定着したようだった。
小手も生田について「本性がわからない。今までは乃木坂のトップアイドルとして清楚なものを貫いてきた人が、急に役作りだからといってあんなドSになれます?」と尋ねると、生田は「小手さんに連絡先聞かれて、断っただけじゃないですか」といじり、長澤も「それは断っていい」ときっぱり。
また城田が「彼女は皆さんが思ってるよりポテンシャルが高いです。隠し持ってますよ」と生田を評価し、「(作品で)小手さんをいじる空気があるけど、いじることになれてない人間は戸惑うんですよ。でも彼女は完璧にこなしてるから」と讃えると、いじられる側の小手も「素晴らしいですよ。地に足がついてたもん」と同意する。城田が「さっきもそういう瞬間があったんですけど、いじりが100点なんですよ。だからこれから多分バラエティ女優として……」と期待を寄せると、生田は「正統派でいさせてください!」と苦笑していた。
城田が「多分これから自分でも知らない。引き出しがいっぱい出てくるんじゃないかな。その1つを小手さんが開いてくれたっていうことですね」とまとめると、小手は生田に向かって「おいで」と手を広げる。生田は「あ、でもちょっと色んな壁があるんで」とアクリル板を理由にあしらうという"いじり"を見せていた。