映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(1月14日公開)の公開初日舞台挨拶が14日に都内で行われ、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、小手伸也、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、江口洋介、田中亮監督が登場した。
同作は脚本家・古沢良太によるオリジナル作で、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる。
2017年から続くシリーズに、長澤は「こんなに長く続くとは思っていなかったので、本当にありがたいなと思います。この役がどんどん好きになっていったし、『コンフィデンスマンJP』という作品に取り組む姿勢も貪欲になっていった気もします。本当にこの作品からもらったものというのは沢山あって、ありがたいなという気持ちです」と感謝する。
最新作では伝説の詐欺師・ツチノコの名前をめぐる戦いが描かれたため、実際に称号にふさわしいキャストは? という質問も。長澤は「この『コンフィデンスマンJP』を愛される作品にするために1番頑張っていたと思う人がいて、その人がいたからこそ、この作品がどんどん愛されるものになった気がするんです……小手さんのおかげで」と名前を挙げる。
東出も「僕も小手さん!」と同意し、小手は「やだやだ何、急に!? 今まで落としてきて、急に上げる感じ」と驚いた様子を見せる。小日向も「本当に大変な仕事で、応援団というか広報課として頑張ってくれてて。僕は一瞬まさみちゃんを推そうかと思ってたけど、五十嵐(小手)かな」とレギュラー3人が小手を絶賛する。
小手は「この流れは、調子狂っちゃうなあ」と苦笑し、目が潤んでしまう事態に。「だって嬉しいから。僕ピュアなんですよ、意外と」と言う小手に、長澤が「いいよ、泣いちゃえよ」と勧めると、小手は「いやだよ、泣かないよ。いろいろ書かれるもん」と答えながらも涙を拭い、会場からは大きな拍手が起こっていた。