テレビ朝日系料理番組『おかずのクッキング』(毎週土曜4:55~5:20)が、今年3月の放送をもって終了することが分かった。
“おふくろの味”という言葉を世に広めた料理研究家の土井勝氏から2代目・土井善晴氏まで48年間続いてきた長寿料理番組『おかずのクッキング』。勝氏による『土井勝テレビお料理教室』は1974年4月にスタートし、当時は月~金曜の夕方5分間の放送で、やさしい関西弁と家庭料理のレシピが人気を集めた。善晴氏は1988年4月、31歳で番組初出演を果たし、1993年春に父の勝氏から司会を引き継いだ。“家庭料理は愛情”という精神を大切にしながら、現代の暮らしにあった日本の家庭料理を追求。2000年10月以降は毎週1回25分番組として放送してきた。
約34年にわたっておかずの作り方を伝授してきた善晴氏は「父の『土井勝おかずのクッキング』はテレビ朝日でも有数の長寿番組でした。番組が始まった48年前(昭和49年)といえば、私は高校3年生でした。それから料理修行の後、父とともに講師を務めさせていただくようになるのは34年前からです」と振り返り、「『おかずのクッキング』では“家のお料理は楽しく作る”をコンセプトに番組づくりをしてきました。2022年3月をもって番組が終わることはとても残念ですが、一方で、いつも一生懸命できたことを誇りに思います。いつも番組を観ていただいた皆様に心よりお礼申し上げます」とコメントを寄せた。