Kis-My-Ft2の北山宏光が出演する、Knotの新CM「Niji Iro 時をつなぐ」編が14日より放送される。なお、北山がソロでテレビCMに出演するのは今回が初めて。
CMは、北山がカスタマイズウォッチのKnotを身につけながら過ごす架空の1日を切り取ったショートストーリー。動画ではなくあえて静止画を「つなぐ」手法を採用し、“時間がジャンプ”するイメージを表現している。
今回、北山は企画段階から会議に参加。同社創業の地であり自身も学生時代によく訪れたという吉祥寺の街をロケ地として提案し、古着屋や純喫茶など、吉祥寺らしさをイメージさせる店舗も北山のアイデアで選定された。
また、会議の場が北山と同社社長の初対面となったが、お互い思い入れのある吉祥寺の話に花が咲き、さらに名前の読み方(ヒロミツ)が同じということもあり、早くも打ち解けた様子だった。
吉祥寺の古着店で行われた最初の撮影は、古着好きの北山にとって“幸せな時間”だったよう。パッチワークのジャケットを羽織って登場した北山は監督との打ち合わせを終えると、所狭しとディスプレイされたカラフルな洋服をチラチラと眺めながらウインドーショッピングをエンジョイしていた。
そしてカメラのスタンバイが完了すると、帽子とメガネを合わせながら、左手につけた時計の文字盤を眺めニッコリ笑顔に。監督からの指示で時計の時刻を「9時17分」に合わせると、所定のポジションに立ちシリアスな表情で撮影に臨んだ。
古着屋や純喫茶など、けっして広くない店舗を選んで行われたCM撮影だったが、一眼レフカメラならではの機動力を活かしたアクロバティックな撮影に、北山はワクワクした表情を見せていた。
また、静止画による撮影中は音声収録を行っていないこともあり、撮影現場はBGMが流れるなどリラックスした雰囲気。北山は1シーン撮り終えるごとに撮影クルーの元へ駆けつけ、自らPCを操作しながら画像を確認し「この角度からの見え方はおもしろいね〜」と、自身の表情や演技を楽しそうにチェックした。
吉祥寺の街を訪れるとよく純喫茶へ足を運んだという北山は、撮影現場となった喫茶店で提供された黄色いソーダ水の“正体”に「レモンかな? メロンかな?」と興味津々。撮影の合間に味わうチャンスを見つけ、ストローでそっと吸い込み「レモンだ!」と確認した後、スッキリした表情で「甘くておいしかった」と感想を話した。
地下駐車場で行われた「撮影シーンの撮影」は、札束を撒き散らしながら逃走する動物マスクの男たちを追跡するというもの。そのユニークな設定にクスリと笑みをこぼした北山だったが、動物マスク役のキャストが、実は先ほどまで一緒に仕事をしていた制作スタッフであることを知り、 「えっ!?」と驚きの表情を浮かべる。
さらに撮影クルーやメイクスタッフも、ここまで一緒に仕事をしてきた“本物”であることが明かされると、北山は満面の笑顔で労いの言葉をかけていた。長時間に及んだ1日のラストとなる撮影だったが、北山は疲れを見せることなく、意思疎通の図れる“仲間たち”との共演を楽しんだ。
■北山宏光インタビュー
――CM撮影を終えた感想をお聞かせください。
あっという間で……楽しかったですね。企画というか、打ち合わせの段階から参加させていただいたので、今日っていう日を楽しみにしてて……昨日、あんまり眠れなかったんですよね。遠足の前の日みたいな感覚で……朝、ギリギリでした(笑)。
――CM出演が決まったときの気持ちを教えてください。
もちろん嬉しかったです! いろいろ話を聞いていたらメイド・イン・ジャパンにこだわりを持っていらっしゃるということで、さらに「Knot」の「結ぶ」っていうプロジェクトのもとで、いろいろと展開されているお話を聞いて、その考え方ってすごいいいなと思いました。
ボクも人との出会いを大事にしたいというか、人のつながりも結んでいきたいと思っているので、クルーの一員になれたというのも嬉しかったです。ボクがお手伝いさせていただいて、どんどん色んな方に結んでいけたらいいなと思いました。
――企画段階から携わってきたということですが、CMの内容や演出でこだわった部分はどこですか?
「Knot」は「結ぶ」という意味なので、そのコンセプトを大事にしつつ、ただカッコよく見せるだけでなく映像としての“違和感”を狙っていきたいというのもありました。
あと吉祥寺という場所も、社長の遠藤さんと関わりがあって、ボクも大学時代によく吉祥寺に来ていたので、そのシンクロというか“結びつき”みたいなことを大事にしていきたいなと思ったので、それが具現化できて嬉しいと思ってます。
――北山さんが感じた「Knot」の魅力を教えてください。
簡単にベルトを変えたり自分でカスタムしたりできるので、一日一日の気分によって変えられること、お店で実際に試せることも魅力です。売っているものを買うんじゃなくて、自分のオリジナリティを足すことによって「自分のもの」と感じられることがとても魅力的だと思います。また、それを誰もやってないっていうことがアイデアだと思うし、共感する部分がありますね。
――「Knot」にちなんで、最近つながりを感じたエピソードはありますか?
去年、ソロのミュージックビデオを撮って制作に関わらせていただいたんですけど、それが今回のCM制作への参加にもつながっていて、一つひとつの仕事がつながっていくことをすごく感じています。
「Knot」さんに関わらせていただいて、このつながりがまたどこかにつながっていけたらいいと思っています。全国のつながりがあるかもしれないし、また同じスタッフさんとものづくりできるかもしれない。ここ1年ぐらいのつながりと言えばそこですね。
――CMの企画に初挑戦されたということですが、2022年に挑戦したいことはありますか?
ツアーが始まるので、久々にファンの方と会えるといいなぁ……と思います。約2年ぶりですかね、直接会うのは。だから、初めて会った時のフレッシュな気持ちというか、新たな気持ちでチャレンジしていきたいと思います。