味はもちろん、目で見て五感で楽しめるとさらに満足感が増す食事。大衆寿司居酒屋「鮨・酒・肴 杉玉」では、1月14日からお寿司では見たことのない進化系寿司をはじめ、期間限定の新商品が登場しました。
その新商品との相性が抜群の日本酒も揃っていると聞き、日本酒好きライターが早速杉玉へ気になる新商品を食べに行ってきました。
フィルムを取ると溢れ出す、新感覚の豪華なお寿司が登場
今回の新キャンペーンでは、中とろやうなぎと出汁を合わせたとろろを使ったお寿司が2種類発売されました。
・「溢れ寿司 中とろ」
きゅうり巻きの上にゴロッとした中とろ、とびこ、出汁を合わせたとろろをフィルムで包み、いくらをトッピングした、まるでデザートのような見た目。
最近スイーツでも見かける、フィルムを使ったあのカタチ…。スプーンですくって食べる訳ではなく、食べる時にフィルムを取って食べるという新感覚のお寿司となっています。
早速、フィルムを真上に抜いてみると……
温かいチーズのようにとろろが贅沢に溢れる、遊び心満載のお寿司なのです。 きゅうり巻きにとろろを絡めながらいただくと、口に入れた瞬間にしっかりとした出汁の香りが広がります。 中とろの脂身に、とびこといくらのクリーミーさも加わり、まろやかな味わい。 きゅうりのシャキシャキさ、とびこといくらのプチツとしたあらゆる食感も楽しむことができます。
・「溢れ寿司 うな玉」
きゅうり巻きの上にうなぎ、玉子、出汁を合わせたとろろをフィルムで包み、あおさをトッピングした一品。「溢れ寿司 中とろ」はまろやかで甘めな印象でしたが、「溢れ寿司 うな玉」は、甘さも感じながらあおさならではの磯の香りとうなぎの香ばしさを感じる大人な味わいでした。ふかふかの玉子はほんのりとした甘みがあり、優しい味と食感を楽しめます。
そのまま食べてももちろん美味しく味わえますが、どちらの商品も出汁の味がしっかりとついているので辛口の日本酒との相性が抜群。
個人的には、甘さとまろやかさのある「溢れ寿司 中とろ」にはキリッとさっぱりとした後味の「紀土 純米酒」、磯の香りや香ばしさのある「溢れ寿司 うな玉」には辛口ドライでありながら米の旨味を程よく感じる「二世古 辛口特別」とのペアリングが好みでした。
日本酒の辛さが苦手な人には、フルーティで米の旨味が広がり口当たりの良い「一白水成 特別純米」はどちらの「溢れ寿司」にも合いそうな印象。日本酒を飲みながら、中とろやうな玉をとろろと絡めて食べると、より食材の味わいを感じることができ、酒の肴にもなるので1つで2度楽しめました。
今しか食べられない、脂身たっぷりの“とろカツオ”も!
「溢れ寿司」と同じく、1月14日から今の時期の脂のりの良いカツオに出会えないと食べられない“とろカツオ”を使ったメニューも登場。カツオは赤身のイメージが強いと話していたところ、特別に“とろカツオ”のさくを見せていただきました。
こんなにも白い部分(=脂身)のあるカツオは初めて出会ったので、気になる“とろカツオ”メニューをいただきました。
・「とろカツオにぎり」
一貫に2枚の“とろカツオ”がのり、ネギと生姜がトッピングされた「とろカツオにぎり」。 上質な脂身がスッと溶け、まろやかさを感じながらカツオの旨味を思う存分に感じることができます。 “とろカツオ”の脂身は最後まで口に残るほど濃厚ですが、何貫でも食べたくなる、丼でメニュー化してほしいほど癖になる味わいでした。
・「とろカツオ入り刺身盛り」
“とろカツオ”本来の味を楽しむなら「とろカツオ入り刺身盛り」。 濃厚な“とろカツオ”と共に、旬の寒ブリや鯛、〆鯖の刺身も一緒に堪能できます。
・「とろカツオのカルパッチョにぎり」
“とろカツオ”に自家製ソースを絡めたカルパッチョを握りで楽しめます。 自家製ソースはガーリックがガツンときいていて、エネルギーをもらえそうな味わい。 レモンをかけるとさっぱりとした後味なのでくどさを感じません。
・「とろカツオのカルパッチョ」
より濃厚な味わいをお酒と一緒に楽しみたい人は「とろカツオのカルパッチョ」がオススメです。
濃厚な脂身を楽しめる“とろカツオ”のメニューにはまろやかな酒質のバランスの良い日本酒「杉玉 純米」との相性が抜群でした。 “とろカツオ”そのものの味わいも、ガーリックのきいたアンチョビソースの味わいにも合うので思わずお酒を飲むペースが上がってしまいます。
斬新で遊び心のある「溢れ寿司」と滅多にお店に並ぶことのない“とろカツオ”を堪能できるのは今だけ。年初めで忙しかった自分へのご褒美に、お好みのお酒とのマリアージュを楽しんでみては?