Shureは、ノイズキャンセリング(NC)機能を備えたワイヤレスヘッドホン「AONIC 40」を1月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は32,780円前後を見込む。カラーはブラックとホワイトの2色。

  • AONIC 40

    AONIC 40(ブラック)

  • AONIC 40

    AONIC 40(ホワイト)

2020年発売のワイヤレスNCヘッドホン「AONIC 50」(実売約39,820円)の姉妹版と位置づける新機種。AONIC 50と同様に「アジャスタブル・ノイズキャンセレーション」と名付けたNC機能を備えており、従来は2段階のアナログ方式だったが、AONIC 40は3段階のデジタル方式のNC設定に変更し、ナチュラルな遮音性を追求した。

外音取り込みモードは周波数ごとに調整・チューニングを行い、「自然で実音に近い」外音取り込みを実現。「ヘッドホンと環境音の境目が感じられなくなるくらい、明瞭でナチュラルなリスニング体験を提供する」としている。

MEMS型マイクを計6基内蔵しており、このうち4基はNC用でイヤーカップ内外に配置。2基は通話用のビームフォーミングマイクで、ビデオ会議などにおいてクリアな音質で通話できるという。

  • AONIC 40

    AONIC 40(ホワイト)の装着イメージ

ドライバーユニットのサイズは40mm径で、AONIC 50(50mm径)よりもひとまわり小さい。デザイン面では、AONIC 50はハウジングを回転させて平らに畳めたが、AONIC 40ではさらにコンパクトに折り畳んで持ち運べるようにした。本体にはボタンを備え、着信や音量、NC機能、外音取り込みモードの各機能を操作できる。

  • AONIC 40

    コンパクトに折りたたんで持ち運べる

Bluetooth 5.0に準拠し、対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD。AONIC 50でサポートしていたaptX LLとLDACには非対応となった。iOS/Android向け「ShurePlus PLAYモバイルリスニングアプリ」と連携して、ハードウェアEQ(イコライザー)や、外音取り込みモードのレベル、音声ガイドなどの設定が行える。設定したEQは本体に保存し、音楽ストリーミングサービスなどでもEQ設定が有効になるという。

有線接続も可能で、USBデジタル入力に対応したUSB-C端子と、3.5mmアナログ入力を備える。USB接続時は最大48kHz/16bitの音質でオーディオ再生と通話が行える。さらにデュアルUSBオーディオモードに対応し、付属のUSB-Cケーブルと対応デバイスを接続することで、ヘッドホン内蔵マイクを使った双方向通信が可能となる。

連続再生時間は最大25時間に強化(AONIC 50は最大20時間)。15分の充電で5時間使用できる急速充電にも対応する(AONIC 50は15分充電で4時間再生)。重さは313g。ケース、USB-C to USB-Aケーブル、アナログケーブルなどが付属する。

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    付属のケースに収めたところ

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    製品内容