アイリスオーヤマは1月14日に、1台で最大60~70畳の空間に対応するという大型空気清浄機(3モデル)を発売する。価格はオープン、推定市場価格は最大60畳の「IAP-A130HTH-W」が99,000円、最大70畳の「IAP-A150HTH-W」が132,000円、同じく最大70畳の「IAP-A150H-B」が121,000円。本体カラーはIAP-A130HTH-WとIAP-A150HTH-Wがホワイト、IAP-A150H-Bがブラックとなる。
新型となる3モデルの大型空気清浄機は、0.3μmの粒子を99.97%以上除去するHEPAフィルターや、脱臭フィルターを搭載。本体両面に設けた双方向フィルターから吸気することで、IAP-A130HTH-Wが最大60畳、IAP-A150HTH-WとIAP-A150H-Bが最大70畳という広い範囲の空気清浄を実現している。
背面から吸気しないので壁に寄せて設置でき、室内スペースを少しでも有効に使える。アイリスオーヤマでは、公共施設、福祉施設、オフィス、飲食店などでの利用を想定している。
本体には4種類のセンサーを搭載。センサーが感知した空気の状態をインジケーターに表示したり、自動運転に反映したりする。「照度センサー」は室内が一定時間暗くなると自動でおやすみモードに切り替え。「ニオイセンサー」は臭いの原因物質を感知して表示。「ほこりセンサー」は空気の汚れを感知して表示。「温湿度センサー」は温度と湿度を感知して表示する。
インジケーターに表示するニオイモニターの単位は「ミリグラム/立方メートル」を表す。温度・湿度表示は、上部が温度で下部が湿度。自動モード運転のときは、5段階の色でLEDライトが点灯して空気の汚れ具合も示す。空気汚れモニターは、ほこりセンサーで計測した空気の汚れ具合の目安を、PM2.5の単位である「μm/立方メートル」で表示する。なお、IAP-A150H-Bは光(照度)センサーを搭載せず、温湿度のデジタル表示もしない。
動作音は最小21dB(IAP-A130HTH-W)、22dB(IAP-A150HTH-W・IAP-A150H-B)となっており、図書室など静音性を重視する場所でも使いやすい。底面にはキャスターを設けている。操作パネルは静電タッチパネル式を採用。風量の調整は5段階で、空気の汚れ具合によって自動で風量を調整する「自動モード」や、「風量1」よりも静かに運転する「おやすみモード」を備えている。