映画『君が落とした青空』(2月18日公開)の完成報告イベントが12日に都内で行われ、福本莉子、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、板垣瑞生、横田真悠、莉子、Yuki Saito監督が登場した。

  • 松田元太

    松田元太

同作は櫻いいよによる同名小説の実写化作。高校生の実結(福本)の目の前で、恋人の修弥(松田)修弥が交通事故に遭ってしまう。実結は突然の事故にパニックになるが、目が覚めると事故当日の朝に戻っていた。“修弥を助け出す”と心に決めた実結だったが、何度も「同じ日」を繰り返す中で、彼が隠していた事実を知る。

緊張気味に登場した松田は、W主演映画に「正直、ドッキリか何かかなと思った自分もいたんです。知らされた日、メンバーの宮近(海斗)と松倉(海斗)と3人でパスタを食べてたんですよ。そしたら事務所に『ちょっと松田、来なさい』と」と振り返る。「『は?』と思って行ったら、この『君が落とした青空』の資料をいただいて『マジですか?』という感じで。パスタの方に戻って、『決まったよ』と言ったら『え、絶対嘘だよ』と言われて、『やっぱ嘘かな?』と思いました。でもすごく嬉しくて、親にもすぐ報告したし、良い経験になって楽しかったです」と喜びを表す。ドッキリではないとわかり、メンバーについても「『とにかく頑張って』とあたたかい言葉をたくさんくれて最高でした」と感謝した。

一方で、演技について悩むこともあったそうで「相談がなかなかできなくなっちゃうくらい、家に帰ったらわかんなくなっちゃって」と苦笑。「滝沢(秀明)くんに夜中に電話させていただいて、『滝沢くん、やばいかもしんないっす。わかんなくなってきました』と言ったら、あたたかい言葉をくださって、何とか乗り切りました」と明かす。しかしどんなアドバイスか聞かれると「言えないっすね。心に秘めていかせてください」と懇願していた。

Saito監督は「元太くんがいいと思ってお願いしてるし、だんだん修弥の人間の魅力がわかってくる話なので、ひたむきさとかまっすぐさを修弥というキャラクターにプラスして、『修弥=元太でいいんじゃない?』という話をしました。それだけ元太くんを信じて主演に抜擢してるので」と太鼓判。ただSaito監督が「滝沢くんがなんて言ってたか、あとで教えてもらってもいいですか?」と尋ねても、松田は「秘密です。ちょっとすいません」とあくまで自分だけのものにしておきたいようだった。