WOWOWで現在放送中の連続ドラマ『薄桜鬼』のスペシャル生配信がこのほど、行われ、主演の崎山つばさ、若柳琴子、矢野聖人、金井成大が出演した。
『薄桜鬼』は2008年に第1作目が発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(通称:乙女ゲーム)。これまでにゲームをはじめテレビアニメ、劇場版アニメ、舞台、ミュージカル、コミックなどさまざまなメディアミックス展開を繰り広げており、現在でもなおシリーズを重ねている大ヒットシリーズである。
物語の舞台は幕末の動乱期。行方不明の父を探して江戸から京を訪ねてきた少女・雪村千鶴(若柳琴子)。その千鶴の前に現れたのは、人とは思えぬ恐ろしい所業を繰り広げる「羅刹」と、土方歳三(崎山つばさ)が率いる「新選組」の隊士たちだった。羅刹を一瞬のうちに斬り捨てる新選組。しかし、千鶴の父・綱道はその羅刹とも新選組とも切っても切れぬ因縁があった。やがて千鶴は新選組に身を置き、父を探すことになるが……ドラマでは史実と同じく新選組に立ちはだかる苦難、千鶴と隊士の恋、そして父・綱道の行方と千鶴自身に隠された衝撃の事実が描かれていく。
今回の参加メンバーは、主演の崎山つばさ、雪村千鶴役の若柳琴子、斎藤一役の矢野聖人、沖田総司役の金井成大の4人。崎山は「たくさんの方々に愛されている作品なので、うれしさもあったけれど、プレッシャーを感じる方が大きかった」と大役に緊張するも「演じる上では土方歳三を紐解くべく、司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』を読んだりして挑みました」とこだわりの役作りについて語った。
新選組三番組組長で一匹狼の居合の達人・斎藤一役の矢野は刀を振り回す身振りを披露するも、崎山らから「あれ? 新春初すべり!?」などといじられて赤面。撮影現場では役柄に合わせて「斎藤一として接してもらえるように、現場ではほとんど喋らなかった」と明かすと、崎山も「リモート飲み会をやったときに一番はじけていた」と普段の矢野とのギャップに驚いていた。
新選組一番組組長で天才剣士・沖田総司役の金井は「まさか沖田総司を演じることが出来るとは思わなかった。色黒の自分で大丈夫? と不安もあったけれど、沖田総司の皮肉屋的要素は自分にも当てはまるものだった」と共感。新選組に身を置くことになる少女・雪村千鶴役の若柳は「多くのみなさんに愛されている作品なのでプレッシャーも大きかったけれど、新選組のみなさんを愛するという気持ちを大切にして挑みました」とコメントした。
ほかにも近藤勇役の田中幸太朗、風間千景役の伊万里有からのビデオレターや、藤堂平助役の福山幸平、原田左之助役の時任勇気、永倉新八役の才川コージのアンケート紹介など盛りだくさんの内容の中、崎山は最後に「十何年と愛されてきた『薄桜鬼』と、百年以上愛されてきた新選組という物語を本気で作りました。新選組の生きざまを見てほしい」と、この作品にかけるアツい想いを語った。連続ドラマ『薄桜鬼』は毎週金曜日23時30分からWOWOWプライムにて放送中。