LMG「アレス」が超絶強化!? 『VALORANT』Episode4 / Act1を先行体験！

今日1月11日に幕開けとなる『VALORANT』のEpisode4 / Act1。新エージェントとしてフィリピン人のデュエリスト「ネオン」が投入されるほか、新しいバトルパスや新スキンコレクション「プロトコル781-A」の実装に加え、一部既存マップの改修も行われます。

今回アップデートに先駆けてメディア・インフルエンサー向けの先行体験会に参加できたので、新要素についてご紹介。ネオンはかなり存在感を発揮しそうな性能で、新スキンはめちゃくちゃクール。「ブリーズ」と「バインド」の改修はかなり戦術に影響がありそうで、武器性能の修正も見逃せないものでした。

電気ビリビリのフィリピン人デュエリスト「ネオン」参戦！

デュエリストとしては日本人キャラだった「ヨル」についで6人目の実装となる、新エージェント「ネオン」が実装されます。アビリティは移動速度を上げてスライディングもできる「ハイギア（E）」、前に2本のエナジーラインを放出する「ファストレーン（C）」、スタン効果のあるエネルギー弾を発射する「リレーボルト（Q）」を備え、アルティメット「オーバードライブ（X）」では右手からビームを発射。キルするたびに射撃時間がリセットされるという継戦能力の高さを備え、攻撃 / 防御ともに役立ちそうです。

高速で走れるアビリティ「ハイギア（E）」。ダッシュ中の右クリックでスライディングもできます。スライディングの回数は2キルごとにリセットされます
自身の両側から前方に静電気の壁を展開する「ファストレーン（C）」。コストは300
手からエネルギー弾を放出し、1回バウンドして爆発させる「リレーボルト（Q）」。コストは200
アルティメット「オーバードライブ（X）」はかなり強そう。発動するとハイギアも同時に発生し、移動速度が上昇。右手からビームを放って敵を攻撃できます

体験会の限られた時間使っただけですが、アビリティは癖もなく極めて強力だと思いました。また、個人的に“チャレンジング”だなと感じたのは、ストッピング至上主義（射撃時は必ず足を止めないといけない）なVALORANTにおいて、スライディングやダッシュ要素が実装された点です。バラ撒けるサブマシンガンや、低コストなショットガンと相性が良さそうに感じました。

しかもアルティメットはビーム型。これまで要求されてきた一瞬の精密射撃とは異なり、継続的に敵をポイントするトラッキングエイムが要求されます。別のFPSゲームで例えるなら、オーバーウォッチの「シンメトラ」や「ザリア」のような攻撃スタイル。ビームの威力自体も極めて高く、しかもキルすると装弾数が回復するのもポイント。使うと楽しかったですが、使われると銃で撃ち勝つのはかなり大変そう。しばらく猛威を振るいそうな気がします。

バインドとブリーズにマイナーアップデート

エージェント追加のほか、バインドとブリーズでマイナーアップデートが実施されます。ブリーズではAサイトとBサイトで改修が実施され、バインドはAショートの木箱が小さな階段に変わりました。

ブリーズのAメイン。ゲートの左側（防衛側から見て）が膨らみました
別アングルから。洞窟の奥に箱が設置されています
水場も広がっています
設置場所の奥にあった箱は巨大なコンテナに
Bサイトは大きく改修され、遮蔽物がかなり増えました
こちらはバインドのAショート。木箱がなくなり、“1wayスモーク”が弱体化した格好です
奥にはちょっとしたベンチが追加されています

アレスが超絶強化！ブルドックやガーディアン、スペクターにも調整

今回のアップデートにおいて、個人的に最もビックリしたのはLMG「アレス」の性能向上です。なんとスピンアップがなくなり、しかも連射速度は1.3倍になるとのこと。一方これまでエコラウンドで強力だったスペクターはかなりナーフされ、遠めだとあまり当たらなくなっていました。また、メレーのヒットボックスが大きくなります。

アレス：スピンアップを廃止。連射速度を10から13に
スペクター：ランダムリコイルの発生をこれまでの「4、7、10発目」から「3、6、8発目」に変更。垂直、水平方向へのリコイル倍率が上昇
ガーディアン：ADS時の連射速度低下を廃止
ブルドッグ：腰だめ射撃の連射速度を9.5から10に変更。リコイル復帰時間を0.4から0.35に高速化

ついにアレスが日の目を見る日が！

スキン「プロトコル781-A」が格好良すぎる

最後に、実装予定の新スキルコレクション「プロトコル781-A」についてもご紹介。メレー、ファントム、スペクター、ブルドッグ、シェリフに用意されるスキンで、テーマは「ディストピア、ダークSF、ロボティクス、ハイテクノロジー」。エルダーフレイムシリーズと同様のアルティメットエディション・ティアとして販売され、価格は9,900VP。なんと、武器が喋ります。

プロトコル781-A。体験会では無制限に新スキンを堪能できました

今回はじめての試みとして、Radianiteポイントを使用してのアンロック要素にボイスラインが実装されます。武器を眺めるとカッコいいAIが喋るんですが、これがもうかなり最高。しかも4色のカラーですべて声が違うので、Radianiteポイントが枯渇すること間違いなしです。武器のボイスはなんと13言語でのローカライズに対応しており、日本語音声ももちろん搭載されていました。

ベースの赤いファントム「Protocol 781-A Phantom」
ピンクにしたメレー「Personal Administrative Melee Unit」
青と赤のスペクター「Protocol 781-A Spectre」
タンカラーのブルドッグ「Protocol 781-A Bulldog」

しかも、メレーは順手持ちと逆手持ちを自由に変更できるという全く新しい仕様。それぞれに応じた武器鑑賞アニメーションが楽しめるので、一粒で二度美味しい贅沢さに仕上げられています。

順手持ち
逆手持ち

Episode4 / Act1は今日実装！

戦況に大きな影響を与えそうな新エージェント「ネオン」や、マップ「バインド」「ブリーズ」の改修、武器性能の修正や新武器スキンについてお送りしてきた本記事。このアップデートが実装されるEpisode4 / Act1は、今日1月11日の実装を予定しています。これまでアレスを無視してきたプレイヤーも、きっと筆者が落とした「シンギュラリティアレス」を拾いたくなるはずです。