2022年(令和4年)は、昨年や一昨年に比べて連休が多いことをご存知でしたか? 2020年や2021年は東京五輪の影響で「海の日」や「山の日」、「スポーツの日」の日にちが変更されていました。しかし、それも元通りの日程になっており、注意が必要です。

そこで本記事では、2022年(令和4年)の祝日を紹介します。連休の日程をあらかじめ把握しておけば、計画的に休暇を過ごせます。また、併せて日程上の10連休の作り方も紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

  • 2022年(令和4年)の祝日を紹介します

    2022年(令和4年)の祝日を紹介します

2022年(令和4年)の祝日一覧

日本の祝日は世界一多いです。ここでは2022年(令和4年)の祝日を一覧としてそれぞれの日の意味について、簡単に解説していきます。

1月1日(土): 元日

「年のはじめを祝う」として1月1日に定められています。

1月10日(月): 成人の日

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」として1月の第2月曜日に定められています。

2月11日(金): 建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」として政令で2月11日に定められています。

2月23日(水): 天皇誕生日

「天皇の誕生日を祝う」として2月23日に定められています。

3月21日(月): 春分の日

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」として春分の日に定められています。

4月29日(金): 昭和の日

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」として4月29日に定められています。

5月3日(火): 憲法記念日

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」として5月3日に定められています。

5月4日(水): みどりの日

「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」として5月4日に定められています。

5月5日(木): こどもの日

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」として5月5日に定められています。

7月18日(月): 海の日

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」として7月の第3月曜日に定められています。

8月11日(木): 山の日

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」として8月11日に定められています。

9月19日(月): 敬老の日

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」として9月の第3月曜日に定められています。

9月23日(金): 秋分の日

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」として秋分の日に定められています。

10月10日(月): スポーツの日

「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」として10月の第2月曜日に定められています。

11月3日(木): 文化の日

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」として11月3日に定められています。

11月23日(水): 勤労感謝の日

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」として11月23日に定められています。

2022年(令和4年)の連休カレンダー

2022年の祝日・連休カレンダーの特徴として、大型連休や飛び石連休の代わりに3連休が多い点が挙げられます。祝日は元日を入れて全16日。ここではそれぞれの祝日や連休の日にちについて見ていきましょう。

祝日数は16日で振替日はなし

2022年の祝日数は、元日を含めると全16日あります。また、祝日が日曜日と重なると翌月曜に「振替日」が設定されますが、今年は祝日が日曜に重なることがないため振替日はありません。

2022年(令和4年)の3連休

今年は3連休が多く、全9回も存在します。コンスタントに3連休があり、連休のない月は6月と8月、11月と12月の計4カ月だけになります。ここでは3連休の日程と該当する祝日を紹介します。

1月8日(土)~1月10日(月)/成人の日

1月の3連休は1月8日(土)~1月10日(月)です。1月10日(月)が「成人の日」になります。

2月11日(金)~2月13日(日)/建国記念の日

2月の3連休は2月11日(金)~2月13日(日)です。2月11日(金)が「建国記念の日」になります。

3月19日(土)~3月21日(月)/春分の日

3月の3連休は3月19日(土)~3月21日(月)です。3月21日(月)が「春分の日」になります。

4月29日(金)~5月1日(日)/昭和の日

4月の3連休は4月29日(金)~5月1日(日)です。4月29日(金)が「昭和の日」になります。

5月3日(火)~5月5日(木)/憲法記念日、みどりの日、こどもの日

5月の3連休は5月3日(火)~5月5日(木)です。5月3日(火)が「憲法記念日」、5月4日(水)が「みどりの日」、5月5日(木)が「こどもの日」になります。

7月16日(土)~7月18日(月)/海の日

7月の3連休は7月16日(土)~7月18日(月)です。7月18日(月)が「海の日」になります。

9月17日(土)~9月19日(月)/敬老の日

9月の3連休は9月17日(土)~9月19日(月)です。9月19日(月)が「敬老の日」になります。

9月23日(金)~9月25日(日)/秋分の日

9月のもう一つの3連休は9月23日(金)~9月25日(日)です。9月23日(金)が「秋分の日」になります。

10月8日(土)~10月10日(月)/スポーツの日

2022年最後の3連休は10月です。10月の3連休は10月8日(土)~10月10日(月)です。10月10日(月)が「スポーツの日」になります。

ゴールデンウイークは最大10連休も可能

2022年のゴールデンウイークは5月3日(火)~5月5日(木)の3連休ですが、4月29日(金)から5月8日(日)の間にある平日は5月2日(月)と5月6日(金)だけになります。そのため、この2日間を休みにすれば、10連休にできます。3連休を2回にするか、まとめて10連休にするか、ご自身の予定に合わせて調整しましょう。

お盆休みは6連休も可能

お盆の期間は8月13日~16日の地域が多いですが、2022年は13日、14日が土日にあたります。11日(木)が「山の日」で祝日になるため、12日(金)を休めば、都合11日(木)~16(火)まで6連休となります。

シルバーウイークは最大9連休に

シルバーウイークは最大9連休にすることができます。2022年のシルバーウイークは暦通りであれば3連休が2回になっており、1回目は、敬老の日を含む9月17日(土)~19日(月・祝)。2回目は、秋分の日を含む9月23日(金・祝)~25日(日)です。

2つの連休の間は9月20日(火)~22日(木)の3日間であるため、ここを休みにできれば最大9連休に変更できます。

有給とのセットで4連休以上になる日程

続いては長期連休が欲しい方向けに、4連休以上を確保できるための有給取得日をご紹介します。

7連休: 5月2日(月)

4月29日(金)が「昭和の日」であり5月3日(火)~5月5日(金)までが3連休になるため、間の5月2日(月)に有給を取得することで4月29日(金)~5月5日(木)の7連休が可能です。

6連休: 5月6日(金)

5月3日(火)~5月5日(金)までが3連休になるため、5月6日(金)に有給を取得することで5月3日(火)~5月8日(日)の6連休が可能です。

4連休: 8月12日(金)

8月11日(木)が「山の日」であり、8月12日(金)に有給を取得することで8月11日(木)~8月14日(日)の4連休が可能です。

4連休: 11月4日(金)

11月3日(木)が「文化の日」であり、11月4日(金)に有給を取得することで11月3日(木)~11月6日(日)の4連休が可能です。

2022年に日程が変わる祝日

2020年、2021年は東京オリンピックの開催による影響で「海の日」「山の日」「スポーツの日」の日にちが変更されていましたが、今年から元の日程へと戻ることになります。しっかりとチェックしておきましょう。

海の日: 7月18日(月)

2021年では「海の日」が7月22日(木)でしたが、今年は7月18日(月)になります。

山の日: 8月11日(木)

2021年では「山の日」が8月8日(日)でしたが、今年は8月11日(木)になります。

スポーツの日: 10月10日(月)

2021年では「スポーツの日」が7月23日(金)でしたが、今年は10月10日(月)になります。

祝日と祭日の違い

祭日とは神道や皇室の祭祀を執り行う日のことです。今では祭日自体は無くなってはいますが、「昭和天皇の誕生日」という祭日が「昭和の日」という祝日になったように、名称を変えて祝日として残っている祭日もあります。

また、祝日は法律で「国民の祝日」として定められていますが、祭日は定められていないため、暦上には存在していません。


2022年は祝日の曜日の関係で、3連休以上になりやすい年になっています。連休の日程を事前に把握しておくことで、計画的に予定を立てて充実した連休を過ごせるようにしましょう。