映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(1月14日公開)のワールドプレミアが10日に都内で行われ、長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、角野卓造、江口洋介、田中亮監督が登場した。
同作は脚本家・古沢良太によるオリジナル作で、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる。
主演の長澤は「やっと皆さんにこの映画をお届けすることができる日をもうすぐ迎えるということで。あと数日で公開できることも嬉しいですし、この作品が愛されているんだなということを日々実感しております」としみじみ。田中監督は「『シリーズ最高傑作だ』と言われたんですが、小手伸也さんの言葉なので、ちょっと今不安です」と苦笑する。
長澤が小手に「どういったところが最高傑作だと思ってるんですか?」と詰問すると、小手は「あなたが司会してるんですね」とたじたじになりながらも「やっぱりこのダー子、ボクちゃん、リチャードの3人が騙し合いバトルを繰り広げるという展開をがっつり描くと言う意味で、誰が1番強いのか決めるのは、男の子としてはワクワクしますよね」と説明する。
小手は「さらに今回はどういう過去があったのかということがつまびらかになるし、警察の追っ手も迫ってくる。見どころづくしじゃないですかね」と続けるも、反応のない周囲に「何で黙ってるの?」とツッコミ。「あなたたちは基本僕に振るけど、僕が言ったことに関しては全部スルー」と嘆くと、長澤は「そうだなあと思って聞き入っちゃいました」とフォローしていた。
またドラマシリーズから欠かせない存在となった江口は「最初はドラマの1話でやらせてもらって、そこだけだと思っていたら映画のような台本で、しかもオリジナルで。これは相当な労力と時間が掛かっているということを汲み取りまして、本当に楽しくやらせてもらった」と振り返る。「それから映画も呼ばれて、でも呼ばれるごとにどんどん騙されている。いつか取り返したいなと思ってます」と、とうとうと語る江口の言葉に、長澤は「すみません。全然聞いてなかった」と作中のキャラのようなやりとりも。長澤は江口の演じた赤星について「ダー子が1番好きな相手です。愛する人と言ってるぐらいですから。江口さんが現場に来るというだけでウキウキするんですよね。今回も楽しかったなあ」と語った。