声優の宮野真守が、TBS日曜劇場枠で放送される阿部寛主演のドラマ『DCU』(1月16日スタート、毎週日曜21:00~)の第1話にゲスト出演することが8日、発表された。
TBSと海外プロダクションが共同で制作する本作は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマで、水にまつわる事件・事故とそこに隠された謎に迫るウォーターミステリー。「DCU」は、Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。隊長・新名正義を阿部寛、新名とバディを組むダイバー・瀬能陽生を横浜流星、副隊長の西野斗真を高橋光臣が演じる。
宮野は『半沢直樹』(2020)に続いての日曜劇場出演。『半沢直樹』では、金融庁に勤める古谷役で第6話と第8話にゲスト出演したが、その体当たりの演技にSNSが大きく盛り上がったことでも記憶に新しい。声優として絶大な人気を誇り、これまで数多くの作品に出演している宮野だが、昨年には「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」で最優秀声優賞を受賞。さらにミュージシャンとしても、男性声優ソロ初の武道館公演を成功させるなど、年々その勢いは加速している。
そんな宮野が今作で演じるのは、老舗釜飯屋の一人息子で京国建設の元社員・野田浩正(のだ・ひろまさ)。野田は会社の金を使い込んだことが発覚し、ロシア出張の際にそのまま失踪してしまう。現在も行方不明の野田が捜査線上に浮上し、新名は実家の釜飯屋・野田食堂を訪れその行方を追う。さらに、ダム建設に野田が関わっていることもわかるが、捜査を進めるうちに思いもよらない事実が判明する。謎の多い野田を宮野がどのように演じるのか。
宮野は「まさかお声がけしていただけるなんて思っていなくて、驚きましたし、とても光栄です。作品概要を伺い、とてつもなく気合の入った企画にこちらも身が引き締まりました!」と喜び、「今回宮野としても新たなチャレンジをさせていただき、役者としてとてもいい経験になりました。どんな役どころになっているのか、ストーリーにどう絡んでいくのか・・・是非、オンエアを楽しみにお待ちください!」とメッセージ。
伊與田英徳プロデューサーは、宮野の起用について「『半沢直樹』にご出演いただいた際に、ダイナミックな中に繊細さを加味したお芝居をしていただき、またご一緒したいと思いオファーさせていただきました」と説明し、「今回も、期待を超えるお芝居をしていただきました」と太鼓判を押した。
また、女優の高梨臨、歌舞伎俳優の中村芝翫も第1話にゲスト出演。第1話の事件現場となったダム湖を建設した京国建設社長・小山内正一(おさない・しょういち)を芝翫、京国建設の会社社長秘書・若林朱里(わかばやし・あかり)を高梨が演じる。
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