女優の松嶋菜々子が、松本潤が主演するテレビ朝日系新ドラマ『となりのチカラ』(20日スタート毎週木曜21:00~※初回拡大)に出演することが決定した。

松嶋菜々子=テレビ朝日提供

今作は、ドラマ『家政婦のミタ』(11年)や『過保護のカホコ』(17年)で知られる人気脚本家・遊川和彦氏によるオリジナルドラマ。松本演じる、思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・中越チカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、強い繋がりを持っていく様子を描く社会派ホームコメディだ。

遊川氏と松嶋のタッグは、『家政婦のミタ』をはじめ、『魔女の条件』や『GTO』など、これまでに数多くの大ヒットドラマを世に送り出してきた。今回松嶋が演じるのは、チカラ(松本)一家の隣・404号室に住む道尾頼子(みちおよりこ)。引っ越してきたばかりのチカラにゴミ置き場の場所を教えてくれるなど優しく世話好きな女性だが、占いにハマっているようで、常に“今日のラッキーカラー”の服を身にまとっている。しかし全身が黄色、時には赤といつもド派手な服装でチカラたちの前に現れる頼子にも悩みが。

頼子は、派手な色味の服装だけでなく髪型や言動なども、松嶋の新境地となるようなキャラクター。松嶋はこれまで姉と弟、探偵社の社長と新人探偵という関係性を演じてきた松本と連続ドラマ3回目の共演となる。

■松嶋菜々子(道尾頼子 役)

気づけば、遊川さんの作品に多く出演させていただいていることをあらためて実感し驚いています。これまでも個性のある役を演じてきましたが、今までと道尾頼子との違いは、自分にない要素です。監督からのリクエストは、「自分に役を寄せるのではなく、真逆を意識してやってみてください」という事ですが、それは難しく、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。

共演者の皆さんも監督から“意外性”をリクエストされているそうなので、モニターで皆さんの演技を楽しませていただいています。今作は、そんなキャストの皆さんのイメージとは異なる“意外性”が見どころのひとつ。特に、かっこいいイメージの松本潤さんの“ギャップ”。脚本を書かれた遊川和彦さんがチーフ監督としてイメージを大切に丁寧に撮られているので出来上がりがとても楽しみです。

『となりのチカラ』も、これまでの遊川さんの作品のように、追い詰められている状況をただハッピーエンドに解決するのではなく、小石を投げて波紋をよび、自然と次のステージへと向かわせる。そして、そこに反応するそれぞれの人間性をリアルに描く、遊川さんならではのドラマになっています。