ソニー損害保険は1月5日、「新成人のカーライフ意識調査」の結果を発表した。調査は2021年11月19日~29日、2001年4月2日~2002年4月1日生まれの新成人1,000名(男女各500名)を対象にインターネットで行われた。

  • 普通自動車運転免許を持っているか(経年比較)

    普通自動車運転免許を持っているか(経年比較)

まず、普通自動車運転免許の保有状況を調べたところ、「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」は39.5%、「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」は17.7%。新成人の『運転免許保有率』は57.2%と、前回調査から5.9ポイント上昇した。また、現在、教習所へ通っている、あるいは通う予定にある「運転免許取得予定」の割合は26.4%だった。

  • 車(バイクを除く)を持っているか

    車(バイクを除く)を持っているか

次に、車(バイクを除く)を持っているかを聞いたところ、「自分の車を持っている」は16.0%となり、「自分の車を購入する予定がある」は9.3%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は43.7%で、合計した「購入予定または購入意向あり」は53.0%となった。

一方、「購入するつもりはない」という新成人は31.0%。理由を尋ねたところ、「購入費用を負担に感じるから」(48.1%)が最も多く、次いで「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(33.5%)、「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(30.0%)、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(24.5%)、「手入れが大変そうだから」(25.5%)と続いた。

  • 【新成人の車に対する意識】

    【新成人の車に対する意識】

次に、車に対する意識について、それぞれどの程度あてはまるかを聞いた。その結果、『車に興味がある』では、41.3%が「(とても+やや)あてはまる」と回答。「(あまり+全く)あてはまらない」と回答した人の割合を男女別にみると、女性が32.4%であったのに対し、男性は50.2%と、17.8ポイント高い結果に。

そのほか、「(とても+やや)あてはまる」と回答した割合は、『同年代で車を所有している人は格好いいと思う』で46.1%、『車を所有している大人(自分より上の世代の人)は格好いいと思う』では48.9%、『「若者の車離れ」とは自分自身のことだ』は35.7%、『車に乗る必要性を感じない』は28.4%、『車を所有しないことは合理的だと思う』では26.1%と、車を持つことへの憧れは少なからず持っているものの、車を持つメリットを見出せていない新成人も少なくないよう。

そのほか、『車を所有する経済的な余裕がない』では61.1%が、『メーカーにもっと若者向けの車を作ってほしい』では40.6%が、『カーナビはスマホのナビアプリで十分だと思う』では37.3%が、『ドライブレコーダーは必需品だと思う』では実に78.3%が、「(とても+やや)あてはまる」と回答した。

  • 「車がある生活(カーライフ)」をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか

    「車がある生活(カーライフ)」をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか

続いて、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うかを聞いたところ、「16万円~20万円」(27.8%)や「26万円~30万円」(18.2%)と考えている人が多く、平均額は24.0万円という結果に。また、1ヵ月いくらまでならかけられるかについては、平均額は1万5,910円という結果に。2021年調査の1万4,947円から963円アップした。

さらに、もし車を購入するとしたら、購入資金をどのように捻出するかを聞いたところ、「働いて貯める(バイトなど)」(68.7%)が突出して多く、なるべく自分で働いて資金を準備しようと考えている人が多いよう。そのほか、「親など親族に援助してもらう」が13.4%、「自動車ローンを組む(銀行のマイカーローン、ディーラーローンなど)」が11.7%、「親など親族から借りる」が3.1%、「金融機関から借りる(自動車ローン除く)」が1.5%と続いた。