マイナビは1月6日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」の結果を発表した。調査期間は2021年12月15~17日、調査対象は18~20歳の大学1・2年生、有効回答は1,017人(文系男子176人、理系男子113人、文系女子444人、理系女子284人)。
5人に1人がインターンシップを経験
2021年12月時点における大学1、2年生のインターンシップ経験者は前年比11.8ポイント増の20.7%。うち67.1%が「大学の講義として参加した」と回答しており、「大学の工夫などによって参加経験割合が回復した」とみられる。
働き方や資産の増やし方について現在の実施状況を聞くと、「投資・投資信託している」が12.3%、「株式投資している」が12.0%との結果に。他方、「実施していない」学生に興味の有無を問うと、投資・投資信託に興味があるのは39.1%、株に興味があるのは44.4%となった。また、副業に興味がある学生は全体の55.0%を占めた。
社会人になったあとの人生において、「仕事」「家族」「友情」「恋愛」「自分の趣味」にそれぞれどの程度比重をおきたいか質問すると、「仕事」が30.1%でトップ。一方、「仕事はほどほどにやりたい」「趣味が一番大事」という学生もみられた。
2022年1月に成人式を迎える学生に、今後どのような大人になりたいか尋ねると、生き方では、「趣味ややりたいことに熱中する生き方」(27.3%)が1位。なりたい大人像では、1位「自分の信念を持っている大人」(21.4%)、2位「さまざまな価値観を受け入れられる大人」(19.0%)となった。同調査では、「社会人としての組織での成果や地位を得ることよりも、趣味や自分のやりたいことなど身近なことや個人を重視する傾向にある」と分析している。