エレビスタは1月4日、2020年以降にカードローン・キャッシングを利用した人を対象とした調査の結果を発表した。調査期間は2021年12月13~24日、調査対象は2020年以降にカードローン・キャッシングを利用した全国10~50代の個人、有効回答は500人。
借入したきっかけ、1位「給与が減った」
借入経験のあるカードローン・キャッシングを尋ねると、「銀行カードローン」が半数の50%で最多。次は「カードローン」の42%で、銀行カードローンと合わせて9割以上がキャッシングではなくカードローンを利用していた。
利用したカードローンの満足度を聞くと、「満足した」が43%、「大いに満足した」が14%で、過半数の57%が「満足した」と回答。他方、「どちらとも言えない」は30%、「満足していない」は13%となった。
借入したきっかけについては、「給与が減ったため」が41%でトップ。以下、「支出が増えた」が35%、「どうしても欲しいものを買いたかったため」が9%、「失業したため」が5%、「ギャンブル・投資」が3%、「子供関連」が2%と続いた。
新型コロナウイルスの影響を受けなければ、カードローンを借りることはなかった人は41%。「新型コロナウイルスの影響で失業し、生活費を工面するのに仕方なくカードローンを利用した」「アルバイトの収入が減り、家賃を払うために借入を決めた」といった声が寄せられたという。
返済にかかった期間は、「借入中」(2021年12月現在)が最も多く54%。これは2020年以降に借入した人を調査対象としたためと考えられる。次は「1カ月以内」(17%)で、うち4割は銀行カードローン、6割は消費者金融のカードローンを利用していた。