ローランドは、カメラやマイクを接続して、高画質の映像と高音質の音声でのWeb会議やプレゼンテーションが行えるWebプレゼンテーション・ドック「UVC-02」と、グースネック・マイク「CGM-30」を、2022年3月下旬に発売する。市場想定価格は「UVC-02」が42,000円前後、「CGM-30」が10,000円前後。
「UVC-02」は、Web会議などのオンライン・コミュニケーションの質を向上させるデスクトップ用ドッキング・ステーション。映像機器や音響機器を「UVC-02」 1か所に接続し、USBケーブルでパソコンと繋げば、Zoom、Microsoft Teams、Webex by CiscoなどのWeb会議用ソフトウェアをすぐに使い始められる。専用のドライバーも必要ない。
HDMI出力のあるほとんどのカメラと接続可能で、Webカメラでは実現できない高精細で立体感のある映像をWeb会議で利用できる。iPad用無料アプリ「AeroCaster Switcher」と組み合わせると、スマートフォンやタブレットのカメラ映像のワイヤレス入力も扱えるようになり、マルチ・カメラでのWeb会議を実現する。
内蔵されている放送スタジオ品質のデジタル・ミキサーからは臨場感のある音声の送出が行える。XLR入力を装備し、ファンタム電源にも対応しているので、業務用のコンデンサー・マイクの接続も可能だ。さらに放送スタジオで使用されているプロ仕様のイコライザーとオーディオ・エフェクトを搭載。エフェクト・プリセットを用意しているので、音響機器の操作に不慣れであっても、プリセットを微調整して聴きやすい声へ簡単に仕上げられる。そのほか、Web会議時の音声に有用なエコー・キャンセルや、周囲の環境音を抑えるノイズ・リダクション機能も搭載。クリアな音声で会議をスムーズに進められるようになる。拍手や歓声を収めた効果音機能では会議の場を盛り上げられ、ボイスチェンジ・エフェクトでは、ロボットボイスなど自分の声を変える演出も加えられる。外部音声入力もサポートし、スマートフォンなどを接続して、会議の待ち時間にBGMを再生するといったことも可能だ。
トップ・パネルのノブやボタンからは、プレゼンテーション中でも瞬時に音量のコントロールや音声/映像のオン、オフが行える。専用アプリケーション(macOS/Windows対応)からは細かい設定を施せ、たとえば、PowerPointのスライド操作をA1/A2ボタンに割り当てるといったことができる(ただし、PowerPointスライド操作はWindowsのみで利用可能)。
サイズはW124×D117×H52mmで、質量は460g(本体のみ)。本体のほか、USB 3.0ケーブルなどが付属する。
あわせて、単一指向性のグースネック・マイク「CGM-30」も発売。マイクの長さは「UVC-02」をパソコンの隣に置いた時に話者に対して最適な位置になるよう設計されている。外形寸法はΦ13(ヘッド径)×303(全長)×Φ21(グリップ径)mm で、質量は140g。ウィンド・スクリーンを同梱する。