台湾ASUSは1月6日(現地時間)、天板に3.5型の表示部を備えた特別仕様モデル「Zenbook 14X OLED Space Edition」を発表した。過去を記念し、限界を超え、信じられないものを探しに行き続けるために設計したという。
25年前、ASUSは人類が初めて宇宙での長期滞在を目標にしたミール宇宙ステーションにノートPC「P6300」を納入。宇宙ステーションは運用中に停電や火災に直面しつつも、P6300は動作停止に陥ることなくミッションを完遂した。これによってP6300はこのあとASUSが開発していくすべてのノートPCに対してハイレベルなスタンダードを設定し、高品質を担保してきたという。
Zenbook 14X OLED Space Editionは、この重要な25年の節目を記念した特別限定仕様モデル。限定仕様として天板に3.5型有機ELパネル「ZenVision」を搭載し、メッセージやテーマ、アニメーションを表示可能。さらに米国宇宙システム司令部規格「SMC-S-016A」の試験プロトコルに準拠し、ミリタリーグレードの4倍以上という激しい振動にも耐えられる。さらに動作温度は-24度の極寒から61度の酷暑まで対応するとしており、宇宙旅行での過酷な使用にも耐えられるという。
構成には最新の第12世代Intel Core i9 H-Seriesプロセッサを搭載し、32GBメモリやM.2 NVMe SSDを組み合わせてモダンな性能を実現。ディスプレイはやや縦に長い16:10の2.8K 有機ELパネルで、DisplayHDR True Black 500やDCI-P3 100%の高い表示性能を備えている。