米ラスベガスで1月5日に開幕するエレクトロニクスショー「CES 2022」に、オンライン中心で出展するパナソニック。高級オーディオ・テクニクスのラインナップに、コンパクトなネットワークCDプレーヤー「SA-C600」と、ノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスヘッドホン「EAH-A800」が新たに加わります。

  • ネットワーク再生対応のCDプレーヤー「SA-C600」

コンパクトなネットワークCDプレーヤー「SA-C600」

SA-C600は、テクニクスの新しいプレミアムクラスのネットワークCDプレーヤー。強靱なメタルボディにトップローディング方式のディスクメカニズムを搭載しています。北米では2022年2月に発売予定です。スピーカーシステムが別途必要になりますが、海外で発売済みの同社製スピーカー「SB-C600」とのデザインマッチも図っています。

独自のフルデジタルアンプ「JENO Engine」を搭載し、出力は60W×2ch。より力強くディティールにも富んだサウンドを再現できるとしています。MM方式のフォノイコライザーアンプを備え、アナログレコードプレーヤーとの接続に対応。サブウーファー出力も備えています。

本体にWi-Fi対応の無線通信機能を搭載。音楽配信サービスとして、SpotifyやAmazon Music、Deezer、TIDALに対応します。ほかにも、MQA対応の配信ソースやCD音源も高品位に再現するデコーダーを積んでいます。

AirPlay 2をサポートし、iPhoneやiPadをはじめとするアップルのデバイスによる音楽再生にもスムーズに連動。インターネットラジオやFMラジオ、DAB(欧州のデジタルラジオ)のチューナーも装備しています。

音質にもこだわったワイヤレスNCヘッドホン「EAH-A800」

ノイズキャンセリング(NC)機能を搭載したBluetoothワイヤレスヘッドホン「EAH-A800」も同時に発表されています。

  • NC搭載のワイヤレスヘッドホン「EAH-A800」

耳を覆うスタイルのアラウンドイヤーヘッドホン。40mm径のダイナミック型ドライバーを構成する振動板はドームとエッジに異なる素材を採用して、切れ味鋭い中高音域と豊かな低音再生を両立させています。

BluetoothオーディオのコーデックはSBC、AACのほかに、ワイヤレスでも最大96kHz/24bitのハイレゾ相当のサウンドが楽しめるLDACに対応。再生周波数帯域は4Hz〜40kHzで、インピーダンスは34Ωとなっています。

本体に搭載する4つのビームフォーミングマイクとノイズ低減テクノロジーによる高い消音性能を実現。2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントにも対応しています。

バッテリーの持続時間は音楽再生が連続50時間、ハンズフリー通話は連続30時間に到達しています。本体はIPX4等級の防滴対応で、重さは298g。

なお、EAH-A800の発売時期や、両製品の価格については執筆時点でまだ公開されていません。