NHK Eテレのドキュメンタリー番組『Zの選択』新シリーズが、12日、19日、26日(22:25~)に3週連続で放送される。
1995年以降に生まれ、デジタルに囲まれて育ち、物心がつく頃にはSNSを使いこなしてきたニュージェネレーション・Z世代。同番組では各回Z世代2人の主人公を迎え、それぞれがどんな道を「選択」してきたのか、その背景にある価値観や思いを地域放送局の20代若手ディレクターが取材制作している。
新シリーズのテーマは「Z世代×仕事」。12日は好きなことを仕事にした靴磨き職人と、職場が好きで働く酒造り職人に密着し「#この仕事が好きな理由」を届け、19日は「#地元で働く理由」をテーマに地元・気仙沼で働き続けることを決めた漁師と、ローカルアイドルの選択に迫る。26日はお金やセミリタイアという未来など、「#何のために働きますか」を軸に経営者の2人を追いかける。
ナレーションは12日を上白石萌歌、19日を蒔田彩珠、26日を八乙女光が担当する。3人の「私にとって仕事とは」という問いへのコメントは以下の通り。
■上白石萌歌(2000年生まれ)
仕事を始めたのは12歳くらいで、周りの子はみんなランドセルを背負って学校に行っているくらいの時から働いているので、「自分が生きるためにある」、「それ無しでは生きられないもの」だと思っています。もともとあまり人前に出るタイプではありません。だからこそ、この仕事によっていろんな表情を引き出してもらっている、人間的に成長させてもらっている、と感じています。
■蒔田彩珠(2002年生まれ)
幼少のころからこの仕事を始めて、ずっと楽しいな。と思ってきました。これからもずっと、楽しむためにお芝居をしたい。そう思ってきました。でも、高校を卒業し来年は20歳になる今、自分が楽しんでしている仕事が、誰かを励ましたり、勇気づけることができたり、誰かの心が温かくなって幸せな気持ちになったり。もしかしたら私、人の役に立ててる? もしそうだったら嬉しい。そんな風に感じるようになりました。
周りを見渡すと、たくさんの職業があります。どの仕事もどこかで誰かの幸せのお手伝いをしている。自分が楽しんだり、辛くても頑張ったり、その結果、人を幸せにする。仕事って素敵だな。やっぱり楽しいな! って思います。
■八乙女光(1990年生まれ)
僕は「人を笑顔にするため」に今は仕事をしています。仕事を始めた当初は「CDデビューをしたいから」、CDデビュー後は「もっと人気になりたいから」と考えていました。今年CDデビュー15年目になるのですが、今は「人を笑顔にするため」というシンプルな考えになっています。仕事とは関わる人から𠮟咤激励を受けることができるもの、そしてその結果関わった人たちとさまざまな関係値を築けるものだと思っています。
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