富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、2022年1月5日から開催するCES 2022にあわせ、同社の新プロダクト「FMV LOOX」を発表した。出展企業や製品のなかで優れたものに贈られる賞であるCES Innovation Awards 2022も受賞している。
富士通は1981年5月20日に同社初のパーソナルコンピュータ「FM-8」を発売し、2021年5月20日に40周年を迎えた。これを記念し、2021年5月20日から、富士通PC40周年を記念したプロジェクト「FUJITSU PC 40th Anniversary」を展開している。
今回発表された「FMV LOOX」はこのアニバーサリーモデルとして作られた、新コンセプトのモバイルPC。具体的なスペックなどの詳細は不明だが、タブレットとして13.3型のOLEDディスプレイを採用し、600g台の軽さを実現したという。OSはWindows 11。2022年中の正式リリースを予定する。
本体の広報写真を見ると、背面や前面にカメラを備え、側面にスピーカー、USB Type-Cポートなどを用意するようだ。また、トラックパッド付きの薄型キーボードやペン入力もサポートしている。
LOOXという名称は、2000年9月25日に富士通が発表したモバイルパソコン「FMV-BIBLO LOOX(ルークス)」シリーズに由来しているものと思われる。BIBLO LOOXは10型もしくは8.8型の液晶ディスプレイを搭載した小型PCながら、当時としては異例のモバイルインターネット接続機能を本体に標準で内蔵した画期的なPCだった。