しなの鉄道は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、新型車両SR1系で運転する列車を増やすと発表した。新型車両SR1系は一般車を3編成(計6両)増備し、ダイヤ改正後は全列車のうち約4割がSR1系に置き換わるとのこと。

  • しなの鉄道の新型車両SR1系(一般車)。ダイヤ改正で全列車の約4割がSR1系による運転となる

新型車両SR1系は、2020年夏に有料快速向けの車両がデビューした後、2021年3月のダイヤ改正で一般車も営業運転を開始。2両編成で車内にトイレやボックス席など備え、座席配置の変更等により、車両定員が従来車両と比べて約10%増加している。環境にも配慮し、消費電力を従来車両と比べて約40%削減しているという。昨年3月のダイヤ改正後、全列車の約3割がSR1系による運転となり、今年3月のダイヤ改正でさらに増え、全列車の約4割がSR1系になる見込みだという。

ダイヤ改正に合わせ、平日と比べて通勤・通学利用の少ない土休日の列車運休も拡大。しなの鉄道線では、現行の下り4本・上り3本(特別快速「しなのサンライズ号」「しなのサンセット号」も含む)に加え、新たに下り4本(小諸発長野行の普通列車2本、軽井沢発小諸行の普通列車2本)・上り3本(長野発軽井沢行、小諸発軽井沢行、長野発小諸行の普通列車各1本)が土休日運休となる。北しなの線では、現行の下り2本・上り2本(4本とも長野~豊野間の普通列車)に加え、新たに下り3本・上り3本(6本とも長野~妙高高原間の普通列車)が土休日運休となる。

なお、しなの鉄道線の軽井沢~小諸間で実施している増便運転(上下14本)については、ダイヤ改正後も継続実施するとのこと。他にも一部列車の時刻変更など予定しており、詳しい時刻表は2月下旬に案内される。