JR北海道は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、学園都市線(札沼線)で利用状況に合わせた輸送体系の見直しを行うと発表した。学園都市線では、新駅「ロイズタウン駅」の開業、石狩太美駅と石狩当別駅の改称も予定されている。
-
学園都市線(札沼線)を走る735系の普通列車
現在、学園都市線では札幌～あいの里公園・石狩当別・北海道医療大学間で普通列車を運転し、下り列車は札幌駅を10～16時台と21～22時台の毎時0・20・40分、17～20時台の毎時0・15・30・45分に発車。上り列車も日中時間帯はおおむね20分間隔、夕夜間の時間帯(20時台まで)におおむね15分間隔で運転されている。
3月のダイヤ改正で学園都市線の輸送体系が見直しとなり、日中時間帯に6両編成で運転される普通列車12本を3両編成に変更。19～20時台の運転間隔も変更され、毎時3本運転の20分ヘッドダイヤに。札幌駅での下り列車の発車時刻も毎時0・20・40分発に変更となる。現在、札幌駅を19～21時台に発車する下り列車は11本中3本が3両編成だが、ダイヤ改正後、札幌駅を19～21時台に発車する下り列車は9本とも6両編成となり、利用の平準化を図るという。
学園都市線では、当別町内にある2駅を改称し、石狩太美駅を「太美駅」、石狩当別駅を「当別駅」とする予定。石狩当別駅の改称にともない、車両の行先表示交換のため、ダイヤ改正日を挟んで「石狩当別」「当別」の表記が混在するとのこと。新駅「ロイズタウン駅」はあいの里公園～太美間に1面1線の無人駅として開業し、同駅を通る普通列車84本のうち、約9割にあたる75本(下り37本・上り38本)が停車する予定となっている。
