文部科学省はこのほど、2021年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果を発表した。同調査では、私立の幼稚園、小学校、中学校及び高等学校(全日制)における入学時の初年度生徒等納付金の1人当たりの平均額をとりまとめた。なお、幼稚園については、「子ども・子育て支援新制度」に移行していない私立の幼稚園が対象となる。
私立学校の初年度納付金、前年度比増
2021年度の初年度納付金は、幼稚園が42万2,639円(授業料32万2,637円、入学料6万423円、施設整備費等3万9,579円)、小学校が86万579円(同47万1,834円、同18万7,459円、同20万1,286円)、中学校が81万152円(同43万8,559円、同19万337円、同18万1,257円)、高校が75万2,696円(同44万1,101円、同16万3,279円、同14万8,315円)と、いずれも前年度より増額となった。
高校の初年度納付金を都道府県別にみると、神奈川県が最も高く94万4,290円。次いで東京都が93万3,625円、兵庫県が86万3,100円、長野県が84万647円と続いた。一方、最も低かったのは福井県の48万560円だった。
受験料の平均額は、幼稚園が同0.87%増の3,012円、小学校が同0.54%増の1万7,348円、中学校が同0.14%増の1万8,229円、高校が同0.65%増の1万6,374円と、いずれも増額となった。