歌舞伎俳優の市川海老蔵一家に密着する日本テレビ系ドキュメンタリー番組『市川海老蔵に、ござりまする 2022』が、3日(15:00~)に放送される。

  • 息子・勸玄(左)と市川海老蔵=日本テレビ提供

楽しみにしていた「新之助」襲名が延期になり、一時はがっかりしたという息子・勸玄。そんな中、6月には海老蔵と2人きりで京都に滞在していた。カメラは、YouTubeチャンネルでは見せない勸玄の素顔と想いを捉えた。

散歩中、初対面の子供たちとすぐ仲良くなる勸玄。その姿に「俺とは違う…」と驚く様子の海老蔵。しかし、本当は「弟か妹がほしい」という勸玄の想いを聞いて、複雑そうな表情を浮べる。

歌舞伎俳優にとって極めて貴重な“8歳”が、コロナ禍の状況で過ぎていくことを、もどかしく思いながらも芸の道に励み、心優しく周りに配慮できる少年に成長した姿を見せる。

10歳を迎えた娘・ぼたんにとって2021年は挑戦の連続だった。3月には、7年前に「初お目見得」で大泣きしてしまい、晴れの舞台がつとめられなかった熊本で、自分の「襲名披露」を行うことに。今回は無事に、公演を勤めることができたのか。

夏休みから始まったもう1つ大きな挑戦は、10月から12月に放送されたドラマ『二月の勝者』に子役として出演すること。たった1人で臨んだ挑戦、初めての環境に不安の連続…。演技の先生は、ぼたんに容赦なく厳しい指導、熱い要求を何度も何度もぶつけてきた。表情をこわばらせながらもセリフを繰り返す。しかしレッスンの後半、ぼたんの表情が変わった。長年一家を追い続けた取材班も見たことのない「女優・市川ぼたん」の姿がそこにあった…。

「この挑戦で彼女は変わった」と、箱入り娘を外に出す不安があったという海老蔵も、父として師匠として手ごたえを感じた貴重な経験だったようだ。

世界が注目する東京2020オリンピック開会式のクライマックスに登場し、歌舞伎十八番「暫」の一場面を披露した海老蔵。世界に向けて日本の伝統文化を発信した大舞台は、妻・麻央さんとの“約束”でもあった。ぼたん・勸玄の時代を見据えて歩み続ける海老蔵の今のビジョンとは…。

そして、放送当日に初日を迎える海老蔵一家出演『プぺル~天明の護美人間~』の公演の様子を、速報で紹介する。