JR西日本のダイヤ改正、JR九州のダイヤ見直しが2022年3月12日に行われ、山陽・九州新幹線「さくら」「みずほ」の一部列車が臨時列車に。山陽新幹線「ひかり」「こだま」、九州新幹線「つばめ」は利用状況に合わせ、運転区間・本数・時刻が見直しとなる。

  • 山陽・九州新幹線「さくら」「みずほ」に使用されるN700系

山陽・九州新幹線を直通する「さくら」はダイヤ改正後、下り「さくら545・549・559・569号」・上り「さくら548・552・564・570号」の上下各4本、計8本を臨時列車に。現時点では毎日運転する予定だが、臨時列車とすることでダイヤの柔軟性を向上させ、利用状況の変化に合わせて運転を取りやめる場合があるとしている。

夜間に運転される「さくら571号」は現在、熊本~鹿児島中央間の各駅に停車しているが、ダイヤの見直しにより、同区間の途中停車駅が川内駅のみとなり、速達性が向上。鹿児島中央駅の到着時刻は現行の23時20分から23時9分に繰り上げられる。

同じく山陽・九州新幹線直通の「みずほ」も、利用状況に合わせ、夜間に運転される下り「みずほ615号」の運転区間を短縮し、行先を現行の鹿児島中央行から熊本行に変更。熊本駅で下り「つばめ341号」(熊本~鹿児島中央間の各駅に停車)へ乗換え可能なダイヤとする。なお、「みずほ615号」は多くの利用が見込まれる日に鹿児島中央行として運転される。

  • 山陽新幹線「こだま」「ひかり」は運転区間・本数が見直しに

山陽新幹線では、ダイヤ改正で「こだま」「ひかり」の運転区間・本数が見直しに。区間別では、下りが新大阪~岡山間で1本減、岡山~広島間で3本減、広島~新山口間で2本減、新山口~博多間で3本減、上りが博多~小倉間で3本減、小倉~岡山間で2本減、岡山~新大阪間で1本減となる。

九州新幹線も「つばめ」の運転本数・時刻を見直す。現在、鹿児島中央駅23時43分発・川内駅23時55分着で運転される上り「つばめ342号」は運転取りやめとなり、鹿児島中央駅での上り最終列車の発車時刻が43分繰上げに。朝の始発列車となる下り「つばめ301号」は時刻を15分程度繰り下げ、川内駅6時17分発・鹿児島中央駅6時29分着として、より利用しやすい時間での運転とする。朝の時間帯に運転される上り「つばめ304号」は時刻を12分繰り下げ、鹿児島中央駅の発車時刻を6時37分に変更。6~7時頃に鹿児島中央駅を発車する列車の運転間隔を見直し、利便性向上を図る。