映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』初日舞台挨拶が30日に都内で行われ、松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登場した。
同作はTBSテレビで2016年、2018年に放送され人気を博した松本主演の連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化作。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントで、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビがスクリーンに登場し、新たなヒロインとして杉咲花扮する新米弁護士・河野穂乃果も加わる。
昨年末に嵐としての活動を休止した松本は「レギュラー番組とかやってるわけではないので、表に出るのが『99.9』になったと思うんです」と話し始めるが、子供の泣き声が聞こえ「どうした、大丈夫か? 泣いてていいよ。子供は泣くのが仕事ですからね」と苦笑。その声に呼応するかのように大きくなる泣き声に「すばらしい、もっと来いよ!」と煽っていた。
松本は改めて「僕としては2021年の12月30日がすごく特別な日になったなと思います。このあと東京ドームに行ってジャニーズフェス(『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022〜”)のお手伝いをしたりするので、すごくいい1日、思い出の1日になるなと思ってます」と語る。2022年の抱負を聞かれると「今年、生きることで精一杯なので……今、忙しいんすでよ」と迷いつつ、「この映画がこのタイミングで公開できたことを嬉しく思っています。何事もなく、皆さんが安心して劇場に足を運んでいただけるような環境がこのまま続いたらなと思います」と回答。さらに自身のことについてつっこまれると「いろいろと先々の準備といいますか、やりたいと思ってることあります。香川さんにお願いすることになりますけど、日本舞踊とか……いろいろあるんで、察してください」と頼んでいた。
香川は「今年の初めにこの『99.9』をどうしようかということでお話させていただく時に、ちょうど嵐の休止直後で、たぶん(松本の)人生で一番時間があった」と振り返り、松本も「休暇でしたね」と頷く。香川は「『なんにもしてない』と言ってたのに、1年経って年末こんなに忙しくなってるのね」と驚き、「『99.9』なんていうタイトルがついていますから。映画がここから1月でどこまで伸びるか」と興行収入を気にしつつ「一人ひとりがもう一人を連れてけば、そこまでいくような気がするんですよね。ぜひよろしくお願いいたします」と頭を下げていた。
最後には大ヒットを祈願して鏡開きを行ったが、直前で松本が香川を突き飛ばし、樽の側面を叩くというパフォーマンスも。実は映画の中に出てくるワンシーンを再現しており、会場からは拍手が起こっていた。