演歌歌手の水森かおりが30日、東京国際フォーラムで行われた『第72回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30～23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。

  • 水森かおり

19年連続19回目の出場となる水森は「今年もまた夢の舞台に帰ってくることができてうれしいです。昨年に比べるとできることが増えたので充実した1年を過ごさせていただいて、最後に紅白という最高の舞台で歌わせていただけることがとても光栄です」と喜び、「応援していただいたみなさんにしっかりと感謝の気持ちを歌で伝えられるように一生懸命頑張ります」と意気込む。

今回、日本各地の美しい景色の中で山口百恵さんの「いい日旅立ち」を歌い、視聴者を旅気分にいざなう。そしてそのフィナーレは、誰も知る日本を代表する名所から、特別に生中継を行うという。

水森は「19回目で初めて先輩の歌をカバーさせていただく。日本を代表する名曲ですのでプレッシャーもあるんですが、精いっぱい水森かおりなりに歌いたいなという気持ちと、違うところで中継で歌うというのも初めての経験でどうなるのかなと思ってドキドキしています」と心境を語った。

そして、「私の歌の時間で旅している気分になっていただけたら。日本各地の美しい風景を見ていただいて、最後はびっくりする場所で、誰もが知っている日本を代表する素晴らしい場所で歌わせていただきます。紅白歌合戦だからこそというか、そんなことができるのかって私はびっくりしました」と予告。「そろそろ行きます」と、フィナーレの地に向けてまもなく出発することを明かした。

水森といえば紅白の巨大衣装が恒例となっているが、「また桂由美さんのドレスで歌わせていただきます。今回は大きくならないです」とにっこり。ただ、「皆さんがきっとあっと驚く、私の記憶ではあまりない演出というか、試みなんじゃないかなと。きっとみなさんびっくりするんじゃないかなと思っています」と話した。

今年の『紅白歌合戦』は2年ぶりに有観客で開催。例年会場としてきたNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムでの開催となる。テーマは「Colorful～カラフル～」。司会は、俳優の大泉洋、女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。なお、川口は紅白初司会、大泉は昨年、白組司会を務めており、2回目となる。

(C)NHK