学生時代と違いアラサーにもなると"ワクワク"だけでなく、日々の疲れを癒す"寛ぎ"も必要に。今回はそんな筆者のようなアラサー女子も満足する大人の楽園「伊王島」を紹介。大スケールのエンターテイメントリゾート「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」や豊かな自然を感じられる島内の絶景スポットなど、ときめきと癒しが詰まった旅へみなさんをお連れしよう。

  • 島全体が遊びと癒しのフィールド「伊王島」

トゥクトゥクで島内巡り!

長崎の市街地から車で約30分に位置する伊王島は、美しい自然が織り成すリゾートアイランド。島にある巨大な複合施設「i+Land nagasaki」には、大型温泉や全天候型のスパやBBQ、レストラン&バーと、なんでもそろう。

今回のアラサー女子旅では可愛らしい見た目をしたトゥクトゥクでの島巡りや「i+Land nagasaki」での滞在の様子をレポートしていこう。

  • トゥクトゥクだけでなく無料のレンタサイクルでも島内巡り可能

島民の心の拠り所「馬込教会」

はじめに訪れたのは、島民の心の拠り所であり、島のシンボルともいえる「馬込教会」。かつて、潜伏キリシタンが多く移り住んできたとされる伊王島は、現在も住民の多くがキリスト教を信仰しているという。

禁教令下の1871年に信徒が建てた「馬込教会」だが、実は一度台風で倒壊、1931年に再度建立され今の姿になった。

  • 伊王島港から徒歩10分に位置する「馬込教会」は国登録有形文化財

筆者もその姿を間近でみるため、教会まで続く急な階段を息をきらしながらのぼる。すると、白亜の聖堂が目の前に! ゴシック様式で造られた教会は、荘厳さと華やかさが共存し、長崎の独特な歴史もその見た目から感じる。さらに後ろを振り返れば雄大な自然が広がり、都会では決して見ることのできない風景に魅了された。

  • 長崎の歴史と自然を感じる場所

自分で作る1杯 「MISAKI CAFE」

心地よい風を頬に受けながら、次に向かうは「MISAKI CAFE」。伊王島灯台にほど近いカフェでは、自分でいれる手いりの日本茶が楽しめる。

  • 木のブランコに揺られながらドリンクが楽しめる、普段SNSなど興味がない筆者もつい撮りたくなった

店内に入ると長崎県産の3種類の茶葉が置いてあり、その中から好みの1つをセレクト。茶葉をいれた手鍋をビームヒータにのせ、20秒ほどほうじる。ほうじた茶葉を茶こしにセット、お湯を注ぎ30秒ほどすると茶葉が開いて完成!

  • その日は「長崎そのぎ茶 - 茎ほうじ茶」「長崎世知原茶」「長崎和紅茶」の3種類があった

  • 茶葉を手鍋に入れる。ビームヒーターで手鍋を軽く回しながら茶葉を焙じるのがポイント

  • ウォーターサーバーからポットにお湯を注ぐ。茶こしに茶葉を移し、茶葉がお湯に浸るよう注いだら完成

カフェの外にあるブランコに揺られながら、早速お茶をいただく。今回、筆者が選んだのは佐世保市にある世知原町で作られた「長崎世知原茶」。渋みが少なくまろやかな味わいと、爽やかな香りが疲れを癒してくれる。どこまでも続く水平線を望みながら味わうお茶はなんとも格別だった。

  • 映画の舞台ともなった「伊王島灯台」は、日本初の鉄造六角形の洋式灯台で可愛らしい形をしている

ちなみに、島内には「MISAKI CAFE」以外にも3つのカフェがある。いずれも「i+Land nagasaki」の宿泊客であれば無料、日帰り客の場合は1杯100円でドリンクを味わうことができる。

伊王島の自然に心が和みホテルに帰る途中、美しい海がちらり。今回訪れたのが秋とあって人はいなかったが、夏はコバルトブルーの海水浴場が大勢の人でにぎわうそうだ。

SUPやシーカヤックなど、マリンアクティビティも期間限定で体験できるとあって、夏にもぜひ訪れたいと思った。

  • 海水浴場「コスタ・デル・ソル」