歌手の高橋洋子が28日、東京国際フォーラムで行われた『第72回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30~23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。

  • 高橋洋子

高橋は日本を代表する3つのゲーム・アニメ作品が集結する企画ステージに登場。1995年にスタートしたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌で、いまなおアニソンとして人気が高い「残酷な天使のテーゼ」を披露する。

企画枠での出場だが、高橋が紅白のステージに立つのは今回が初めて。オファーには「正直びっくり」だったと明かし、「その年に活躍された人や曲が出るのが紅白。いくらみなさんがたくさん聞いていただいたとしても旬ではないと思っていた。一生出られないと思っていた憧れの紅白。出場できてうれしく、感慨深い」と感無量だった。

1995年に放送スタートした『エヴァンゲリオン』は、今年公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でシリーズが完結した。高橋は自身を「26年間の生き証人」と表現し、「エヴァンゲリオン代表として出させていただく。感謝の気持ちを込めて精一杯、歌わせていただきたい」と初紅白へ意気込んだ。

企画内では「残酷な天使のテーゼ」のほか、東京2020オリンピック開会式で使用され話題となった『ドラゴンクエスト』の「序曲」を東京都交響楽団による生演奏で届け、またLiSAが『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」をアニメ映像とともに歌唱する。

LiSAとは紅白リハですれ違ったのみで「細かい話できていない」が、「アニソンは国境を越える最強のパスポート。色んなことがあってもアニソンは色んな国の方が日本語で歌ってくれる。一緒に盛り上げましょうというメッセージを交換したことがある」と話した。

今年の『紅白歌合戦』は2年ぶりに有観客で開催。例年会場としてきたNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムでの開催となる。今年のテーマは「Colorful~カラフル~」。司会は、俳優の大泉洋、女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。なお、川口は紅白初司会、大泉は昨年、白組司会を務めており、2回目となる。

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