アイドルグループのSixTONESが25日、ニッポン放送の24時間特別番組『第47回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』をパーソナリティとして完走した。
「音の出る信号機」を設置するため、毎年12月24日正午から25日正午まで生放送しているチャリティプログラム。SixTONESは昨年、3年連続でパーソナリティを担当したKis-My-Ft2とパーソナリティを担当。今年はそのバトンを引き継ぎ、単独でのパーソナリティを務めた。
キャッチコピー「ココロのバトンMY HEART YOUR HEART」にちなみ、今年はスペシャル企画として、視覚障がいにまつわる体験取材をレポートする「ハートフルレポート」と朗読「ハートフルストーリー」を実施。Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と宮田俊哉が激励に駆けつけたほか、ゆず、榊原郁恵が生出演し、萩本欽一や笑福亭鶴瓶、オードリー、サンドウィッチマンもコメントゲストで盛り上げた。
クリスマスを迎えた25日午前0時には、メンバー一人ひとりからリスナーに向けて「メリークリスマス」のメッセージを伝え、メンバー全員での音楽企画「ココロを1つに、TEAM SixTONES」も。深夜1時からは、パーソナリティ・松村北斗の『SixTONESのオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル~』、深夜3時からはパーソナリティ・京本大我の『SixTONESのオールナイトニッポン0(ZERO) ~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル』を放送した。
ゴールまで残り1時間となる25日午前11時過ぎには、筑波大学附属視覚特別支援学校の児童がリモートで出演し、メンバーと一緒に「ジングルベル」を大合唱。エンディングでは、SixTONESが今の思いを込めた「Everlasting」が流れ、各メンバーからリスナーに感謝のコメントが伝えられた。最後に、田中樹が「ここで生まれた感動のココロ、感動の物語を絶やすことなく未来につなげていきたいと思います」と決意を新たにし、全員で元気よく「ありがとうございました!」とあいさつして24時間生放送を終えた。
番組が終了した25日正午時点での募金総額は、4,023万1,272円。募金は、キャンペーン期間中の2022年1月31日まで受け付けている。
■SixTONESメンバー 24時間生放送完走後コメント
・ジェシー
去年よりメンバーの笑顔がたくさん見られた24時間でした。(筑波盲学校の)子供たちにもちゃんと会いに行けて、自分を持ってて強くしっかり生きている子供たちにパワーをもらいました。自分の目が視覚障がい者の方の目の代わりになれると強く意識して、心のバトンを繋いでいきたいです。
・京本大我
一瞬一瞬の時間をすごく大切に向き合って、だからこそ濃密であっという間に感じた24時間でした。去年とは違う視点から視覚障がいについて学ぶ機会をいただけて、より意識が強まりました。2年携わらせていただいた責任として、これからも視覚障がいの世界にしっかり向き合い、SixTONESとして、微力ながら力になれたらと思います。
・松村北斗
担当した2つのテーマから視覚障がいについていろいろなことを学びました。去年は得るものばかりでしたが、今年は「いま僕が伝えるべきことは何だろう」ということを常に考えていて、ミュージックソンが終わっても心のバトンを繋いでいきたいです。
・高地優吾
僕たちの世代が視覚障がいについて考えられることは、すごい素敵な機会だと思います。ミュージックソンを通して、若い世代の方が視覚障がいの方にもっとフランクに接してもらうきっかけになってもらえればと思います。「音の出る信号機」はひとりひとりの声かけがあれば作れる、「もうすぐ赤になりますよ」の一言で“声の信号機”を無限に作れると思いました。
・森本慎太郎
間違った知識や誤認していたことが24時間を通して入れ替わりました。視覚障がいの方に対する知識や接し方だったり、ちゃんと声をかけることが大事だなと思いました。全員が白杖や盲導犬の代わりになれると思います。聴いている人の意識が変わるだけで本当に世界が広がる。24時間心が動かされて、受け取ったバトンをもっといろんな人に渡して、視覚障がい者の方にとって生きやすい社会を作れたら、と強く感じました。
・田中樹
24時間通して、バトンはつながっていると思います。視覚障害に限らず、何か目を向ける時間を作ることが大事。“小さなこと”でも気づいてもらうことが全て。そして、ココロに留めていくことが大事だと気付かされる24時間でした。温かいココロと大きな感動をありがとうございました。