タレントのタモリが、28日(13:00~)に放送されるテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』に出演する。

  • 左からタモリ、黒柳徹子=テレビ朝日提供

1977年から2013年まで、1年を締めくくる最後のゲストとして毎年登場していたタモリが、8年ぶりに2021年ラストの放送に登場する。今年『ミュージックステーション』が“同一司会者による生放送音楽番組の最長放送”としてギネス世界記録に認定されたことから番組を長く続ける秘訣を聞くと、「あることをしない」という意外な座右の銘が明かされる。

2人の出会いのきっかけは、タモリが慕っていた漫画家の故・赤塚不二夫さん。タモリが赤塚さんの誘いで 1975年8月にテレビ初出演(『マンガ大行進赤塚不二夫ショー』/NET テレビ)した際、生放送を見ていた黒柳が「今日、出ていた人すごかった! あれは誰?」と赤塚さんに電話をかけたという。タモリは「今でも覚えています。あのとき、電話のすぐ横にいたんです。赤塚さんから“黒柳さんがお前のこと見て、面白いから番組に出てほしいって言ってるよ”ってその場で言われたんですよね」と打ち明ける。

1977年8月には、黒柳のリクエストによってまだ無名だったタモリが『徹子の部屋』へ初出演。今回は貴重な写真と音声テープで初出演時のトークを公開する。2人が『徹子の部屋』で初めて交わした会話とは。タモリが「すごい人だった」と評する赤塚さんについても振り返る。

また、謎に満ちたタモリの私生活についてもトークを繰り広げる。タモリの趣味は、別人格になりきってタクシーの運転手とやりとりを楽しむ“なりすまし”。たまたま運転手に医師と間違えられた経験から始まった趣味について、これまでなりすましてきた職業や、この趣味のために始めたルーティーンを語る。

また、愛妻との世界旅行でのエピソードも披露。映画『カサブランカ』の舞台・モロッコに訪れたときの不思議な体験や、早朝の散歩で起きた事件について話す。また、タモリには決して懐かなかったのに、黒柳が来訪すると必ず寄ってくる愛猫・パトラの秘話や、最近の困惑した出来事のほか、2022年に喜寿を迎える心境も語る。

黒柳はタモリのトークに「面白い!」を連発し、終始爆笑。「タモリさんにしかできない受け答えのひとつひとつが、とても面白く、懐かしかった! タモリさんは、何をお話しになっても面白い方です!」と絶賛した。