ソフマップは、スマートフォンやPCなどのデジタル家電の買取・販売事業を行っている「じゃんぱら」の全発行済株式を取得し、完全子会社化したと12月22日に発表した。ビックカメラグループの成長戦略実現に向け、リユース事業の拡大を目指す。
ソフマップは、ビックカメラグループの成長戦略である「循環型社会への取組強化」実現のため、製品購入時の買い替えや購入後のアフターサポートによって、リユース事業・サポート事業の拡大を進めている。
リユース市場は右肩上がりで成長しているとされ、中でもCtoC(個人間売買)の拡大が市場シェアを伸ばしている。一方で、PCやスマートフォンといったデジタル製品については、データ消去やメンテナンスの不安などがあることから、同社では「(PCやスマートフォンのリユースは)CtoCでは拡がりをみせず、今後もBtoC市場での成長が期待できる」と説明する。
じゃんぱらは秋葉原に本社を置き、スマートフォンやPCのリユース販売を中心に、全国で50店舗を展開している。ソフマップは、同社を完全子会社化することで両社のシナジーを活かし、市場シェアの拡大と売上高、利益、企業価値の向上をねらう。