ニコンの「Z 9」、すでに「想定を超える予約が入った」と強い品薄が告知されていましたが、カメラ量販店のヨドバシカメラとビックカメラの通販サイトでは、次回出荷がなんと「2022年10月上旬以降」となっています。並みの「品薄」ではない異例の状況に、Z 9を待ち望んでいたニコンファンの多さがうかがえます。
Z 9は、12月24日に販売が始まったフルサイズミラーレスのフラッグシップモデル。狙った被写体を確実にとらえるAF性能と連続撮影性能を備えたほか、光学ファインダー並みの自然な見え方で連続撮影時も消失しない電子ビューファインダーや、8K/30p対応の動画撮影機能などを搭載するなど、一眼レフのフラッグシップモデル「D6」を超える性能を詰め込んだのが特徴です。量販店での実売価格は70万円前後。
もともと半導体不足で満足な生産ができない状況でしたが、Z 9の完成度の高さに惹かれた世界中の写真ファンが予約に殺到したようで、極端な品薄となってしまいました。
ヨドバシカメラのWebサイトでは「次回入荷は2022年10月上旬頃を予定しております」と掲出されており、今予約しても約10カ月の納期待ちが発生することを示しています。ビックカメラのWebサイトでは「10月上旬以降出荷予定」と記されており、こちらも2022年10月上旬以降にならないと手に入らない状況になっています。
「品薄といっても、春のCP+の時期ぐらいには手に入るかな」と考えていた人も多いかと思いますが、Z 9だけは格が違ったようです。