お笑いコンビのオードリーが出演するフジテレビ系バラエティ特番『バチくるオードリー 元日SP』が、1月1日(23:30~24:30)に放送される。

  • オードリーの若林正恭(左)と春日俊彰=フジテレビ提供

オードリーの2人が、これは面白くなりそう、バチーンときそう、と思うことを実際にやってみて、面白くなるかどうかを検証する同番組。11月に関東ローカルで放送されたが、2022年の元日夜に全国ネットへ進出する。

若林正恭がまさかの号泣を見せた「ピュアな芸人が作詞したラブソングをプロのミュージシャンが作曲したらバチーンときそう!」を今回も実施。ピュア芸人として、トム・ブラウンのみちおが自身の人生を振り返って本気で作詞したものを、シンガーソングライターの関取花が作曲して歌唱する。

前回放送での号泣について若林は「予想外の角度からもらっちゃいまして、気付いたら泣いてましたね。なるべくスカしたいキャラなんですけど、もう涙が止まらなくなって、自分でも想定外でした」と振り返る一方、「さすがに今回は泣かないと思いますけどね~」と語るが…。

新企画「やべぇヤツらが春日をやったらバチーンときそう! カス-1グランプリ」では、進行をハライチ・岩井勇気が務め、“我こそは春日より春日だ”という平子祐希(アルコ&ピース)、長谷川雅紀(錦鯉)、ハリウッドザコシショウの3人が若林と漫才を披露。事前の打ち合わせや練習なしで、若林が進行する漫才に、3人が春日らしく対応できるのか、そして誰が一番春日らしく漫才をしていたのかを若林が判定する。

こちらも新企画「過去の納得できないシチュエーションに今の自分が現れたら、バチーンとくる名言が出そう!」には、ハライチ・岩井、アルピー・平子が出演。岩井、平子、オードリーの“かつて理不尽な説教を受けた経験”を再現ドラマ化し、そこに今の自分が現れてその状況を打破するような明言をいうことができるのか検証する。

再現ドラマには、俳優界から大鶴義丹が出演。再現ドラマとは思えないクオリティーの芝居が進行する中で、岩井、平子、オードリーが、過去の理不尽なシチュエーションにリベンジすべく、“バチーンとくる明言”を出すことができるのか。オードリーに用意されたシチュエーションは、まだオードリーの漫才スタイルが世に知られる前の2006年。ネタ見せで放送作家などから手厳しい評価を受けていた時代が再現ドラマ化される。

オードリーのコメントは、以下の通り。

――2021年11月に関東ローカルで放送後、今回は元日の夜に全国ネットでの放送となりましたが?

若林「元日の夜に放送と聞いて、さすがに驚きましたね。そんな枠でやらせていただけると思っていませんでした」

春日「2回目をやらせてもらえるとしても、3カ月後くらいかなと思っていたので、予想以上に早くやらせてもらえるんだなと思いましたね。そしてそれが“元日に全国ネットで放送”ということで、これは4月からのレギュラーの夢が近づきましたね!(笑)」

――前回、若林さんが号泣して話題を呼んだ「ピュアな芸人が作詞したラブソングをプロのミュージシャンが作曲したらバチーンときそう!」が今回もありますが?

若林「前回は、ピュア芸人として付き合いが長いTAIGAさんが登場したというのは大きかったと思うんですよ。僕らが若手の頃からTAIGAさんはどんなときでも兄貴ぶるような人だったので、そんな人が作る歌詞は、“俺が引っ張っていくぜ”みたいなかっこつけた歌詞なのかなと思ってたんです。でも実際は、今のTAIGAさんのありのまま、丸裸の歌詞だったので驚いたのと、あとはなんといっても関取花さんの歌唱力や作曲力ですよね。予想外の角度からもらっちゃいまして、気付いたら泣いてましたね。なるべくスカしたいキャラなんですけど、もう涙が止まらなくなって、自分でも想定外でした」

春日「前回は、コーナーMCの若林さんが泣きすぎて進行しなかったんですよ。“あれ?”と思って若林さんを見たら、TAIGAさん以上に号泣してたので、ここはもう私が進行するしかないと思って、急きょ進行役にまわりましたね(笑)」

若林「今回は最初からコーナーMCを春日さんがやるということで、降格させられてしまいました(笑)。でも、さすがに今回は泣かないと思いますけどね~。このコーナーはとにかく関取さんの歌が楽しみで、ファンになってしまいました。芸人の歌詞をあんなにうまく歌って、特に刺さる歌詞の時に、関取さんの声もグッと力が入って、それが急所に刺さるんですよ・・・」

――新企画「やべぇヤツらが春日をやったらバチーンときそう!カス-1グランプリ」について

若林「“春日を超える春日がいるんじゃないか?”と思っていたところがありまして、実際今回分かったのは、いろんな芸人の中に“春日”ってあるんじゃないかなと。それを漫才を通して感じたというのが貴重だったし、それぞれの春日をもっと見たくなりました」

春日「もう、本当にただただ見ていて楽しかったですね(笑)。そもそも“春日以上の春日”なんておかしいことなんですよ。でも、こういう春日のやり方もあるんだなとか。それぞれの漫才に春日として勉強になるところがありましたね。あくまでバラエティー的なノリで、オードリーのネタをやってもらうという感じでしたけど、ネタをやるとなると芸人は、おふざけじゃなくなるんですよね(笑)。みなさんが真剣に春日をやろうとしてくれているのがうれしかったですね。これを1月の風物詩として、いろんな芸人の“カス-1グランプリ”を毎年やっていきたいです」

――新企画「過去の納得できないシチュエーションに今の自分が現れたら、バチーンとくる名言が出そう!」について

若林「自分でも想像していた以上に、当時にタイムスリップしました。ああいう風に自分たちのネタ見せ風景を客観的に見ることがないじゃないですか。やってみて思ったのは、当時僕たちのネタを審査する放送作家さんとかの立場になると、そりゃああいう風に言うだろうな~って(笑)。当時はとがっていないと自分たちのネタを貫けないから、作家さんに思うところもあったんですけど、今の僕が当時の僕を見ると“お前、もう何も言うな!”って思ったり、感情がグチャグチャになりましたね。あのコーナーは果たしてお笑いだったのかな?」

春日「面白い企画ですよね。“あのときなんて言えばよかったんだろう?”って思うことはあっても、実際には過去に戻れないわけですから。これは、芸人だけでなく誰でもそういう経験ってあると思うので、番宣で来たゲストの俳優さんでもできるコーナーです。これは4月のレギュラーに向けて、さらに現実味が増してきたんじゃないですか?(笑)」

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