緑色が鮮やかなブロッコリーは、冬の時期においしい野菜です。房が大きくなり、甘みも増し、さらにおいしく食べられます。ブロッコリーはビタミン類だけでなく、たんぱく質も含まれる野菜です。栄養豊富なブロッコリーをおいしく食べるレシピをご紹介しましょう。

ブロッコリーはすべて食べられる!

ブロッコリーは、キャベツを改良した野菜で、緑の球形の部分は、つぼみが密集したところで、ビタミン、ミネラル類を多く含むのが特徴です。ブロッコリーは捨てるところがなく、全部食べられます。ただし、茎の根元に近い皮の部分は、かたいことが多いですので、気になる場合はむいておくとよいでしょう。茎は、小房の部分よりもやや淡泊な味わいが特徴です。さっとゆでてから、料理に使うとよいでしょう。乱切りにしてサラダにするのもよいですが、薄切りにして炒め物や味噌汁に加えたり、千切りにして、肉巻きの具材として活用するのもおすすめです。味や食感が似ているアスパラガスのようにして食べるとイメージするとレシピの幅も広がります。

使いやすくカットして、さっとゆでてからペーパータオルで水気をふきとり、1回使用分ずつラップで包んで、冷凍用保存袋に入れ、袋の口を閉じて冷凍庫に入れておくと、1か月ほど保存することが可能です。すぐ使わないときは、冷凍しておきましょう。使うときは、凍ったまま味噌汁やスープ、カレー、シチューなどに入れて加熱調理すると簡単です。他の野菜といっしょに煮て、スープストックを作っておくのもおすすめです。

疲労回復にも効果的!?

疲れは誰にでも起こる生理現象です。疲れたときは休むのはもちろんですが、食事、入浴なども大切になります。ぐっすり眠って、心身ともにスッキリと回復して翌朝目覚めるのが通常になります。肉体疲労は、体にとって必ずしもマイナスだけではないのですが、疲れを翌日に持ち越すと、眠気やだるさ、身体が重いなどの不快な症状とともに、集中力や注意力が散漫になり、仕事や日常生活でトラブルになることも考えられます。疲労は体を休ませるサインですが、徹夜などで寝不足が続いたり、過労が続いたりすると、頭も身体も重く、ボーッとしてしまいます。さらに疲労感が続くと、肩こり、眼の疲れ、全身のだるさ、食欲不振、便秘、下痢などの症状が起こることもあります。疲労回復のための食事には、消化吸収がよく、エネルギー源としてすぐ利用できる炭水化物、代謝を促すビタミンB群やビタミンC、ミネラル類を含んだ食べ物を組み合わせることがポイントになります。ブロッコリーは抗酸化作用が強く、疲労回復に効果的です。ビタミンCなどのビタミン類や葉酸、たんぱく質、食物繊維も含まれます。食事から栄養をおぎない、仕事のストレスで疲労した場合は、意識して仕事から離れる、忘れるようにすることも効果的です。適量のお酒を飲んだり、趣味の時間をもったり、帰宅後のリラックス法を見つけてみましょう。あまり熱くない湯舟に10~20分間肩まで入って手足を伸ばすことも疲れがとれやすくなりおすすめです。

簡単ブロッコリーレシピ

やさしい味わいのブロッコリーは、どんな素材とも相性がよく、自由自在に味つけができるのも魅力です。サラダや炒め物、煮物など、いろいろな料理に取り入れて彩とともに楽しみましょう。

ブロッコリーとゆで卵のサラダ

<材料>2人分
ブロッコリー   1個200g
卵        2個
玉ねぎ      1/4個60g
塩        適量
マヨネーズ    大さじ3と1/2
こしょう     少々

<作り方>
1:小さめの鍋に卵を入れ、かぶるくらいの水と、塩小さじ1/2を入れて中火にかける。沸騰したら弱火にしてふたをせずに12~13分間ゆでて、ゆで卵を作る。
2:別の鍋に、カップ5の水を入れ、強火にかける。ブロッコリーは小房にわけ、大きいものはさらに縦2~4等分に切る。茎は皮を厚めにむき、縦半分に切って、さらに縦に3~4mm幅に切る。鍋の湯が沸騰したら、塩小さじ1弱、ブロッコリーを順に入れ、再び沸騰してから約2分間ゆでてざるに上げ、水けをきって冷ます。
3:玉ねぎは縦薄切りにしてボールに入れ、塩少々をふってもみ、約5分間おく。しんなりしたらさっと水で洗い、水けを絞る。1の卵がゆであがったら水にとって冷まし、殻をむいて縦4つ割りにし、横に1cm幅に切る。
4:ボールにブロッコリー、玉ねぎ、ゆで卵、マヨネーズ、塩少々、こしょうを入れ、よくあえたらできあがり。

<ポイント> ざくざくに切ったゆで卵が、おいしいソースになります。玉ねぎの口あたりがよいアクセントになり、ブロッコリーをおいしく食べることができます。手軽に野菜を取り入れて、おいしくダイエットしましょう。