年末商戦の真っ只中、もういくつ寝るとお正月なわけだが、その前にクリスマスである。業界の近況などを伺いがてら、今年最後の特価品を求めて、毎度お邪魔している東京・秋葉原の「マウスコンピューター 秋葉原ダイレクトショップ」の谷萩店長のところに行ってきた。年内いっぱい通常営業中の店内には、今年の締めくくりにふさわしい出物が登場していたので、紹介しておきたい。
今回の目玉品はこちら。クリエイター向けのノートPC「DAIV 5N」と「DAIV 5P」の店舗限定モデルだ。DAIV 5Nは15.6型フルHD液晶、Core i7-10870H、GeForce RTX 2060、16GBメモリ、512GB SSDという構成で税込137,280円。もう1機のDAIV 5Pの方は、15.6型フルHD液晶、Core i7-10750H、GeForce GTX 1650 Ti、16GBメモリ、512GB SSD、そして公称18.5時間駆動の大容量バッテリという構成で税込126,280円。どちらも「世代変更で在庫になった部材をかき集めた最後の処分品」(谷萩店長)だからこそ実現できた格安品だ。なので在庫限りだが、「年始には残っていないだろう売れ行き」とのことなので、急ぐが吉だろう。
ゲーミングノートPCでも店舗限定モデル「G-Tune H5」が処分特価で販売中だ。最大の特徴は高速な240Hz液晶パネルの採用で、ほかCore i7-10875H、GeForce RTX 2070 Super、16GBメモリ、512GB SSDと隙の無いスペック。少し前ならさぞ高価だったろう一線級のモデルが、今なら税込159,280円となっていた。
今年も雰囲気はコロナ禍に翻弄されている年末商戦だが、谷萩店長によれば、「例年の年末商戦はクリスマスごろになると落ち着いてくるものでしたが、今年はいまのところ人出が減らない感じです」というので、もしかしたらいわゆるリベンジ消費的なものがはじまっているのかもしれない。年内にPC新調を予定しているのなら、在庫状況は気にしておいた方が良さそうだ。
ところで、「最近になって、Windows 10需要が復活していて、Windows 10指名でPCを買うお客様が多い」(谷萩店長)そうだ。同店ではまだWindows 10搭載PCを多く扱っているが、世間のWindows 11モデルへの移行が進み、入手が難しくなってきた関係で、ニーズが集中しているのかもしれない。11で悪くないとは思うが、Windows 10に駆け込みたい人がいれば、こちらも在庫状況には注意しておいた方が良いだろう。