LDH JAPANが宝塚歌劇団とコラボレーションすることが24日、明らかになった。

真風涼帆

真風涼帆

今回のコラボレーション作品は2作で、1作品目は「SUZUHO MAKAZE SPECIAL RECITAL @TOKYO GARDEN THEATER『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』」。国内最大の劇場型ホール・東京ガーデンシアターで行われる宙組トップスター・真風涼帆の公演で、LDH JAPANのライブの企画・演出を手掛けるクリエイティブチーム「TEAM GENESIS」のプロデュースによって行われる。

劇場全体を「空港」および「宙(ソラ)」に見立て、大空や銀河などをテーマにした壮大なコンセプトのもと、「Love(愛)」と「Dream(夢)」と「Romance(浪漫)」溢れる構成で、LDH JAPANと宝塚歌劇の初のコラボレーションが未来への希望に満ちた究極の「Happiness(幸せ)」を届けるという。公演は6月10日~6月12日で、構成・演出を野口幸作が務める。

そして2作品目は、LDH JAPANが手がける人気プロジェクト「HiGH&LOW」をオリジナル脚本にて上演する「TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH & LOW -THE PREQUEL-』」。2015年に連続ドラマとして日本テレビ系列にて初放送された同作は、2020年までにシリーズ5作が放送されたほか、2016年より公開された映画シリーズ7作は累計興行収入78億円、累計観客動員555万人を突破した。音楽・LIVE・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメント・プロジェクト」で、今回の公演では作品群の隠された前日譚(THE PREQUEL)を新たに構想し、宝塚歌劇の世界観での舞台化に挑戦する。

究極の男役を体現するトップスター・真風涼帆と、潤花ら宙組が、守るべき女性・守るべき街との間で葛藤する男たちの愛と闘いの物語を体現。2022年8月~9月に宝塚大劇場、2022年10月〜11月に東京宝塚劇場にて公演予定となっている。構想を平沼紀久(LDH JAPAN)、渡辺啓(LDH JAPAN)、脚本・演出を野口幸作が担当する。3時間の公演のうちの前半1時間35分で上演され、後半に55分の宝塚オリジナルショー、ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa!!(カプリチョーザ)』が上演される。

『HiGH & LOW -THE PREQUEL-』あらすじ

時はムゲン解散から数ヶ月後、「SWORD」誕生前夜の物語。かつてムゲンという伝説のチームがこの一帯を支配していた。しかしある事件をきっかけに突如ムゲンは解散。無数のチームによる抗争が後を絶たなかった。そんな中、ひとりの女性が現れる。彼女と恋に落ちたのは、「山王連合会」のリーダーのコブラ。だが、二人には抗うことのできない運命が待っていた……。「守るべきものができると弱くなる」それは戦うモノたちのセオリーなのか。やがて頭角を現す五つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「RUDE BOYS」「鬼邪高校」「達磨一家」。その裏には、コブラを無口にさせる悲恋があった……。