東京ディズニーランド(R)、東京ディズニーシー(R)で提供されるすべてのメニューを監修する総料理長・下村康弘氏が、25日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『世界一受けたい授業』2時間SP(19:00~)に出演する。

  • 下村康弘氏=日本テレビ提供

東京ディズニーランド、東京ディズニーシー内には95もの飲食店があり、年間およそ200種類もの新メニューが誕生。そのすべてのメニューを監修している総料理長の下村氏は「お店ごとにバックグラウンドスト―リーがあり、 ストーリーに沿ったメニューを開発している」と、メニューへの徹底したこだわりを語る。

スタジオゲストからは「(パークでは)アトラクションしか乗ってない」という声が挙がるなど、まだまだパーク内レストランの魅力は知られていない様子。そこで、通算来園回数400回以上という音楽ユニット・ホフディランのキーボード&ボーカル・小宮山雄飛と俳優・藤岡弘、の長女で女優の天翔愛が、パーク内レストランの魅力を徹底リポートする。

収録を終えた下村氏のコメントは、以下の通り。

──収録の感想はいかがでしょうか。

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーというとアトラクションやショーのイメージのほうが強い方が多くいらっしゃるかと思いますが、今日はメニューについてのイメージが変えることができたのではないかなと感じています。というのも、パークのメニューといえば、ワンハンド系の軽食をイメージされるかと思いますが、それだけではなく本格的な料理なども提供しています。今回はそういったメニューもぜひ知っていただきたいという気持ちで、おなじみのメニュー紹介以外にも、その先にもっとこんな料理もあるんだよと、次につながってほしいという気持ちで収録に臨みました。 ゲストの皆様の反応も大変ありがたかったです。

――年間およそ200種類もの新メニューが誕生するというお話しもありましたが、メニューを考えるうえでどのような点を意識されているのでしょうか。

新しくオープンするエリアやアトラクションのテーマやモチーフとなっている作品などをチェックすることはもちろんですが、“ディズニー感”をどれだけ盛り込めるかということをとても大事にしています。パークに来たからこそ味わうことのできる、“ディズニーならでは”を感じられる部分です。収録でも紹介しましたが、レストランにはそれぞれバックグラウンドストーリーがあり、そのストーリーに基づいたメニューの開発をしています。ストーリーを知っていただくと、より料理を楽しむことができるんですよ。さらに、僕らの基準として、ストーリーや作品の要素を盛り込みながらも、絶対的に味を落とさないことがメニュー作りのうえでの条件ですね。

――公式レシピ本のヒットなど、パークの楽しみ方について変化を感じていらっしゃいますでしょうか。

コロナ禍の状況では、パークに来たくても来れないという方が多くいらっしゃいましたので、レシピ本の制作においては、家にいながらディズニーを感じていただきたい、そしてまたパークにぜひ遊びに来ていただきたいという気持ちでした。

――「パーク内でフードフェスティバルを開催したい」とおっしゃっていたその夢について教えてください。

すでにアメリカのパークではフードイベントが盛んに行われているんですが、始めた頃にはそれほど知名度はなかったそうです。それが今ではこのイベントを目当てにゲストがいらっしゃると聞いています。料理人にとっては夢のような環境です。いつ実現出来るか分かりませんが、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでもそんなフードフェスティバルを開けるようになったら、と考えています。