パーソルキャリアは12月22日、「IT職種の平均年収ランキング2021」を発表した。調査は2020年9月～2021年8月の1年間に転職サイト『doda』に登録のある、IT関連業種・IT職種で働く20～65歳までの男女正社員を対象に算出されている。

調査結果は以下の通り。まず「IT/通信業界」の2019年からの平均年収の推移を見ると、「2019年」(446万円)、「2020年」(444万円)、「2021年」(433万円)と全体的に減少傾向となった。

  • 「IT/通信」の平均年収推移

次に、IT/通信業界に分類される4業種を年代別で見ると、20代のみ減少し、30代、40代、50代以上は増加傾向だった。

  • IT/通信業界に分類される4業種の推移(年代別)

また、IT/通信の中でも、昨年と比較して平均年収が増加したのは「ITコンサルティング」(458万円/昨対比＋3万円)、「ハードウェア/ソフトウェア/パッケージ」(451万円/昨対比＋2万円)で、減少したのは「システムインテグレータ」(452万/昨対比－3万円)、「通信/ISP/データセンター」(398万/昨対比－5万円)という結果だった。

  • 業種別年収変動(IT関連)

そして、今年の「IT職種の平均年収」(438万円)は昨年から14万円減少となり、2019年から2021年にかけて減少傾向に。しかし、全職種の平均年収と比較すると、IT職種の年収は35万円高くなっている。

  • 全職種合計とIT職種の平均年収推移

さらに、「IT職種別年収ランキング」トップテンを見たところ、1位「プロジェクトマネジャー」(671万円)、2位「プリセールス」(630万円)、3位「ITコンサルタント」(585万円)、4位「IT戦略/システム企画」(576万円)、5位「研究開発」(531万円)、6位「データサイエンティスト」(512万円)、7位「システム開発/運用」(467万円)、8位「セキュリティエンジニア(脆弱性診断/ネットワークセキュリティ)」(445万円)、9位「パッケージ導入/システム導入」(439万円)、「サーバーエンジニア」(438万円)だった。

  • IT職種別年収ランキングTOP20