ドライブ好きの人ならば、すーっと吸い寄せられるように立ち寄ってしまう道の駅。一歩足を踏み入れれば、「こんなものがあったの!?」と驚くような出会いがあふれていますよね。
近年、そんな道の駅に隣接する形で、ホテル最大手のマリオットと積水ハウスが共同で開発を進める、道の駅に近接の「フェアフィールド・バイ・マリオット」が続々とオープン!“未知の感動”を楽しむ旅の後押しをしてくれます。
今回は、2021年8月オープンの飛騨高山にある「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」に泊まってきました。
施設の場所は、東海北陸自動車道「荘川IC」の出入り口。すぐ横に温泉付きの道の駅があり、ドライブの疲れを温泉で癒せます。しかも、宿泊特化型ホテルだからお値段がリーズナブル……!!
奥飛騨を始めとして、石川、福井、富山、愛知まで周遊したいなら、アクセスが便利なこのホテルがおすすめです!
荘川ICからわずか3分!田園ビューのホテルが誕生
飛騨高山の西部。「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」は、樹齢500年以上と言われる“奇跡の桜”で有名な荘川町に作られました。
アクセスは、東海北陸自動車道「荘川IC」から車で、わずか約3分の好立地。高速を降りれば、迷うことなく、あっという間にホテルに到着です。
宿のチェックインは15時から。チェックアウトはゆったり滞在の11時です。
中に入ってまず驚いたのが、壁一面ガラス窓になっていて、美しい田園風景を楽しめること!
ちょうど筆者が訪れたのは、稲刈り後の状態。先のほうまで視界が抜けていて、開放感たっぷりでした。
夏には風に揺れる青田を、秋には黄金色に輝く穂田を、また冬には真っ白な雪景色を楽しめることも。「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」に泊まれば、季節ごとに表情を変える、さまざまな田園ビューを楽しめます。
荘川町の宝「奇跡の桜」までは、車で約15分
始めにちらっとご紹介しましたが、宿がある荘川町といえば、岐阜県指定天然記念物に認定された「荘川桜」の存在は欠かせません。
「荘川桜」とは、御母衣(みぼろ)ダム湖岸、国道156号沿いにある「照蓮寺(しょうれんじ)桜」と「光輪寺(こうりんじ)桜」のこと。どちらも「アズマヒガンザクラ」の老木で、推定樹齢500年以上とされています。
もともとこの桜は、ダムの建設で沈んだ旧荘川村中野地区の二つの寺の境内にありました。1960年、世界の移植史上例のない老桜が現在の場所に移植され、根付いたことから「奇跡の桜」と呼ばれるようなったのです。
この桜は、年月を重ねたごつごつとした幹と、かわいらしい淡いピンク色の桜が対照的。開発の波にもまれながらも、健気に生き続ける姿に感動してしまいます。
そうは言っても、「桜は春しか楽しめないでしょ……」と思われるかもしれません。
しかし、桜は秋になると紅葉するし、雪が積もれば、白い桜のように枝に“雪の花”を咲かせます。人が少ない冬に荘川桜を愛でるのも、おすすめですよ。
ロビーラウンジで楽しむ9つのアートパネル
そんな荘川桜を始めとした、9つの飛騨高山の名所をアートパネルにしたのがこちら。
飾られているのは、荘川町内にある直径13mを筆頭とする「荘川の五連水車」や、「世界遺産白川郷合掌造り集落」など、心に響く“飛騨高山”がここにはあります。
これらは、ホテルを拠点に車で30分~1時間30分程度で行ける場所ばかり。気になる場所があれば立ち寄ってみるのもいいかも。
触れて楽しめる飛騨高山のアート作品
そしてロビーラウンジには、ゲストが自由に触れるアート作品も飾られています。
デリケートなアート作品は、触るなんてもってのほか!というところが多い中、ここのアート作品は消毒をした後ならどれも触ってOK。見て感じて触れられて。アート好きには嬉しいポイントです。
飾られているのは、木目を計算して職人さんが飛騨産杉材で一刀彫りをした猫ちゃん、テトリス社と共同で作ったテトリス、地元の人の努力によって近年、復活したという飛騨漆の木や道具などなど。
実際に触ってみると、飛騨高山を身近に感じられますよ。
シンプルモダンな快適客室
客室は、いたってシンプル。スイートルームはなく、スタンダード・オンリーです。部屋の広さも全て同じで、ベッドは「ツイン」と「キング」の2種類があります。
ごろんと横になると、シモンズのぶ厚いふかふかのベッドが最高!TVのサイズも大きくて、のんびりゆったりのホテルステイには、もってこいの環境です。
バスルームはシャワーのみ。バスタブはありませんが、お隣りの日帰り温泉を利用できるので、まったく問題ありません。
備え付けのものもシンプル。時短しながらヘアケアできるリンスインシャンプーが置かれています。