国土交通省の総合政策局 建設経済統計調査室はこのほど、「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」の結果を発表した。調査は、7月1日~9月30日の期間中にRR工事を元請として受注した建設業許可業者5,000者を対象に、郵送およびインターネットにて行われた。
令和3年度第2四半期の受注高の合計は、3兆266億円で、対前年同期比6.5%の増という結果に。うち、住宅に係る工事の受注高は9,902億円(同16.0%増)、非住宅建築物に係る工事の受注高は2兆0,364億円(同2.4%増)だった。
工事種類別にみると、住宅の増築工事が264億円と、対前年同期と比べて270.2%と大きく伸長。改装・改修工事についても、同25.3%増加し、その受注高は7,759億円にのぼった。非住宅建築物では、増築工事が同49.3%増の1,532億円となったものの、一部改築工事については同24.2%減少し、673億円という結果に。
業種別では、住宅では、多い順に「建築工事業」が5,167億円(同4.3%減)、「職別工事業」が2,538億円(同34.6%増)と続き、非住宅建築物では、「建築工事業」の6,948億円(同1.6%増)、「電気,機械器具設置工事業」の5,169億円(同21.4%増)の順に多かった。